第95回芸術工学会理事会議事録
日時:2024年6月14日(金)17:00〜19:00
会場:東北芸術工科大学・本館301教室、オンライン(Zoom)
理事総数:21名
出席理事 17名:(会長)大井 尚行、(副会長)井上 貢一、(副会長)森野 晶人、有田 行男、安齋 利典、礒村 克郎、伊原 久裕、小川 博、加藤 公敬、金子 晋也、酒井 聡、曽和 具之、田村 良一、長野 真紀、水野みか子、薮内 公美、山畑 信博
欠席理事 4名:岡本 知久、白石 学、田邉匡生、鶴野 玲治
出席監事 2名:小林 敬一、中林 鉄太郎
資料
- 資料1:第94回芸術工学会理事会議事録
- 資料2:会員の動向
- 資料3:2023年度事業報告、決算報告、監査報告、2024年度事業計画
- 資料4:研究委員会資料
- 資料5:企画委員会活動報告
- 資料6:2024年度秋期大会運営スキーム
- 資料7:2024年度秋期大会開催概要
- 資料8:2025年度春期大会開催校検討
- 資料9:休会届
議事次第
議長:大井尚行
議事録署名人:伊原 久裕、田村 良一
記録者:記録者:学会事務局外部委託先・小野寺(合同会社FLAT)
1.第94回理事会議事録の確認[資料1]
伊原前事務局長より、第94回芸術工学会理事会議事録については、理事会メーリングリストにて確認修正後、議事録署名人の確認を終え、学会のWebサイトへアップロード済みである旨報告された。
2. 新入会希望者、退会希望者の報告/確認(事務局)[資料2]
伊原前事務局長より、以下の通り現状の報告がなされた。
- 退会希望:個人会員16名、学生会員6名
- 会費未納等による退会処理:9名
- 会費納入による復帰:1名
- 新入会:個人会員11名、学生会員5名
- 会員種別変更:個人会員1名
- 新規休会希望:個人会員2名
- 現況:正会員数226名、総会員数246名(個人会員226名、名誉会員10名、学生会員10名、法人会員0件、休会3名)
3. 2023年度事業報告[資料3]
伊原前事務局長より、以下の通り報告が行われた。
3-1. 2023年度春期大会
- ⼤会テーマ「表現とエンジニアリング」
- ⽇時:2023年 6⽉3⽇(⼟)
- 会場:⻑岡造形⼤学 円形講義室・ギャラリー、及びオンライン開催(Zoom)
- 主催校:⻑岡造形⼤学
- 実⾏委員⻑:真壁 友会員
- 詳細については学会誌第88号にて報告済
3-2. 2023年度秋期大会
- ⼤会テーマ「地域デザインのスケール感」
- ⽇時:2023年11⽉11⽇(⼟)、12⽇(⽇)
- 会場:崇城⼤学メインキャンパス SILC 棟、及びオンライン開催(Zoom)
- 実⾏委員⻑:森野 晶⼈ 理事
- 発表者数:⼝頭発表27件、ポスター発表4件
- 参加者数:オンサイト52名、オンライン20名
- エクスカーション:熊本地震震災ミュージアム、熊本城、オモケンパーク(参加者8名)
- 詳細については学会誌第88号にて報告済
3-3. 学会誌の発行
第87号:秋期⼤会号 2023年11⽉発⾏
第88号:2023年度研究活動記録 2024年3⽉発⾏
3-4. 委員会報告
3-4-1. 研究委員会
- 2023年度投稿件数12件(うち論⽂採⽤決定5件、査読中(含再提出待機)5件、不採⽤1件)
- 採用論文5本を学会誌88号に掲載、3⽉26⽇付でJ-Stageにて公開。
3-4-2. 企画委員会
- 2023年度春期⼤会の開催、記録を実施。
- 2023年度秋期⼤会(研究発表⼤会)の企画、運営及び記録を実施。
- 芸術⼯学会誌87号の編集、発⾏。
- 2022年度芸術⼯学会奨励賞受賞22件のポスターのWebサイトへの掲載。
- 2023年度芸術⼯学会奨励賞24件の授与。
- 研究発表⼤会における英語発表に関わるアンケート調査を実施し、その結果を踏まえ、ポスター発表のみを試験的に運⽤することとした。
3-4-3. 総務委員会
- 第10回定時代議員(社員)総会開催:2023年6⽉3⽇(⻑岡造形⼤学及びオンライン)
- 2023年度代議員選挙の実施(2024年1⽉17⽇〜1⽉31⽇)
- 理事会の開催
①第92回理事会:2023年6⽉2⽇(⻑岡造形⼤学及びオンライン)
②2023年度臨時理事会: 2023年6⽉3⽇(⻑岡造形⼤学及びオンライン)
③第93回理事会:2023年11⽉10⽇(熊本市⺠会館【シアーズ夢ホール】第5・6会議室及びオンライン)
④ 第94回理事会:2024年3⽉26⽇(九州大学大橋キャンパス及びオンライン) - 学会ウェブページ及びメーリングリストの運⽤。
- 事務局と協⼒して会員管理及び会員サービスを実施。
3-4-4. 特設委員会報告
- 特設委員会Ⅰ:⼤井会⻑、井上副会⻑、森野副会⻑を中⼼に「芸術⼯学の将来」研究会を設置。2024年2⽉27⽇(⽕)17:30〜19:00にオンラインにて第1回研究会を開催。
- 特設委員会Ⅱ:会員から企画を募集し、2件の応募について理事会で審議の結果、「批判的デザイン学」研究会が採択された。
3-5. 2023年度決算報告
- 年度収入計 ¥3,436,375-
- 年度支出計 ¥2,711,954-
- 収支差額 ¥724,421-
- 次年度繰越金 ¥6,149,065-
4. 2023年度事業計画
田村事務局長より、以下の通り報告が行われた。
4-1. 2024年度春期大会の開催
- ⼤会テーマ:「デザインの創造性を考える」
- ⽇時:2024年6⽉15⽇(⼟)
- 開催校:東北芸術⼯科⼤学
- 開催場所:東北芸術⼯科⼤学及びオンライン(Zoom)
- 大会実⾏委員⻑: ⼩林 敬⼀ 監事(東北芸術⼯科⼤学)
- 総会、シンポジウムを会場参加及びオンラインにて実施。
(春期大会は、デザイン関連学会シンポジウムを軸とした拡大大会として実施。)
4-2. 2024年度秋期大会の開催
- ⼤会テーマ:「デザイン職能とジェンダー」
- ⽇時:2024年10月4日(金)理事会、10⽉5⽇(⼟)口頭発表・ポスターセッション・シンポジウム、10月6日(日)エクスカーション
- 開催校:実践⼥⼦⼤学
- 開催場所:実践⼥⼦⼤学 ⽇野キャンパス
- 大会実⾏委員⻑:安齋利典 理事(実践⼥⼦⼤学)
4-3. 学会誌の発行
- 第89号:秋期⼤会号、2024年9⽉下旬予定
- 第90号:2024年度研究活動記録号、2025年3⽉予定
4-4. 研究委員会
- 「芸術⼯学会誌」への論⽂投稿の受付、審査
- 芸術⼯学会賞の選考
4-5. 企画委員会
- 2024年度秋期⼤会、2025年度春期⼤会、2025年度秋期⼤会の企画
- 芸術⼯学会奨励賞の運営
4-6. 総務委員会
- 代議員(社員)総会の開催 2024年6⽉15⽇(⼟) 会場参加およびオンライン開催
- 理事会の開催 3回
① 2024年6⽉14⽇
② 2024年10⽉4⽇
③ 2025年3⽉末 - 学会Webページ及びメーリングリストの運営
- 会員管理及び会員サービスの実施(事務局と協⼒)
4-7. 特設委員会
特設委員会I(芸術工学の将来)
- 研究会を年3回程度、開催予定。
特設委員会Ⅱ(批判的デザイン学) - 参加者を学会内外から広く募集。
- ⽉1回程度研究会を開催予定。
- 常時議論の場を、オンラインコミュニケーションサービス上に設ける。
4-8. 2024年度予算計画
年度収入合計:¥3,800,020-
年度支出合計:¥3,765,240-
収支差額:¥34,780-
大井会長より、クムルスの退会手続きに関する確認が事務局へ求められたほか、理事活動費補助のあり方等運営に関する検討を行う際に、企画委員会が主導すべきか新たに委員会を設置すべきか、理事会内で検討したいとの提案がなされた。
5.各委員会報告
5-1. 研究委員会[資料4]
水野研究委員長より、以下の通り2024年度活動計画の報告が行われた。
5-1-1. 学会誌
第88号の投稿
採択論⽂5件を学会誌第88号に掲載。
(2023年度投稿:論⽂11件、報告1件、合計 12件(うち5件掲載済、6件再提出待機中))
5-1-2. 2024年度査読状況
・ 再提出待機中6件のうち、4件は査読通知後3ケ⽉以上経過。
・ 2024年度投稿数は論⽂2件(うち査読中2件)
5-1-3. 2024年度秋期⼤会
・発表梗概提出⽅法等案内のための資料2点を作成。
・8月9日(金)発表梗概締切、8月10日(土)〜9月4日(水)査読・再提出等、9月4日(水)最終発表梗概・書誌情報締切予定
5-2. 企画委員会[資料5,6,7,8]
有田企画委員長より、以下の通り2024年度活動計画の報告が行われた。
5-2-1. 会議開催
以下の通り委員会会議を実施。(すべてオンライン)
2024年3月9日9:00〜
2024年5月9日18:00〜
2024年7月11日18:00〜
5-2-2. 2024年度秋期大会発表募集
発表概要の告知:2024年6月3日
発表受付期間:2024年6月3日~7月31日
梗概提出期間:2024年7月1日~8月9日
6月14日時点で2件の口頭発表申し込みがあった。
5-2-3. 2024年度秋期大会について
安齋秋期大会実行委員長より、以下の通り報告が行われた。
- 日時:
2024年10月4日(金)理事会開催(時間未定)(日野キャンパス会議室)
2024年10月5日(土)12:00〜18:00口頭発表・ポスターセッション・シンポジウム(日野キャンパス本館教室)(※発表件数により開始時間が変更になる可能性あり)
2024年10月6日(日)9:00〜12:00エクスカーション - 開催場所:実践女子大学日野キャンパス
- 大会テーマ:「デザイン職能とジェンダー」(仮)
- シンポジウム登壇者:下田歌子記念女性総合研究所兼務研究員、美術史・ジェンダー史研究者、パッケージデザイナーを予定
- エクスカーション:「新撰組ゆかりの地を歩く」日野宿本陣、佐藤彦五郎新選組資料館ほか
- 口頭発表の発表時間は20分を予定。
5-2-4. 2025年度大会開催校の検討
過去の大会実施状況の集計表をもとに、開催校の検討を進めていく。
なお、安齋大会実行委員長より、ジェンダーギャップにフォーカスしたいのだが、現在のテーマはやや対象が広く検討の余地があるとの発議があり、それに対してサブタイトルを付してはどうかとの提案があり、実行委員会で検討することとなった。
5-3.総務委員会
酒井企画委員長より、以下の通り2024年度活動計画の報告が行われた。
5-3-1. 休会希望者について
2024年度休会希望者2名について説明がなされ、承認が得られた。
5-3-2. 名誉会員について
2名の名誉会員推薦案を確認し、総会での承認後に名誉会員への記念品、秋期大会でのセレモニー等について引き続き検討を行うこととなった。
6. その他
伊原事務局長より、クムルスの2024年度分の年会費について、手続きミスにより遅延金200ユーロが発生し、支払額が合計1,700ユーロとなった旨報告された。
大井会長より、クムルス加入の意義について関係者に聞き取りを行い、クムルス参加のメリットは、現地に参加しネットワーク形成の場として活用すること、および大会開催の権利を持つことの2点にあることを確認した。しかし、このメリットを活用できていないことから、クムルス加入の見直しを行う必要があるとの意見がなされた。これに対し、現状の学会規模ではクムルス参加を有効活用する活動は難しいとの意見があった。また、クムルスに加入した当時、学会は数年に1度の国際学会の開催を目標としていたことが背景にあることから、クムルス加入を推進した齊木前会長に大井会長より考えを伺ってはどうかとの提案がなされた。
以上を踏まえ、クムルスに関する情報収集を引き続き実施しながら、理事会を中心にメール等で方針を検討していくこととなった。
以上の議事を終え、19:00議長が理事会を閉会した。
議事の要領及び結果を明確にするため、議長および議事録署名人は次に署名又は記名押印する。
2024年6月14日
議長 一般社団法人芸術工学会 代表理事 大井 尚行
署名人 一般社団法人芸術工学会 理事 伊原 久裕
一般社団法人芸術工学会 理事 田村 良一
一般社団法人芸術工学会 監事 小林 敬一
一般社団法人芸術工学会 監事 中林 鉄太郎