#author("2025-09-03T17:49:13+09:00","default:board","board") #author("2025-09-03T17:49:59+09:00","default:board","board") *『正統道蔵』における霊符文字と隷書体デザインの融合に関する研究 ***「霊符体」フォント開発への試み 汪 宣丞 ***汪 宣丞 A Study on the Integration of Spirit Talisman Characters and Clerical ー Script Design in the Zhengtong Daozang Wang Xuancheng ~ ***要約: 中国道教の書道は、高い技術を持った道教の道士が書いた霊符を起源としており、道教の道士が書いた霊符が現存する道教書の主な形となっている。文字の書体によって、霊符文字を「雲篆」「龍章」「鳳文」など64種類に分けている。道教の霊符文字には「文字」、「絵」、「文字+絵」などの表現要素が表れているだけでなく、中国固有文化を濃縮するとも言える宗教、神話、鬼神畏敬などの考え方も含まれている。ビジュアルデザインの視点から見れば、それらの表現要素は現代グラッフィックデザイン、タイポグラフィックデザインなどの分野においては、参考にすべき豊富なデザイン手法があると考えられる。本研究を通じて、霊符文字と隷書体文字の歴史および造形的な関連性を研究し、両者の関係を探求する。さらに、『正統道蔵』における霊符文字と『千字文』における隷書体文字の筆画的特徴と構造を融合させ、最終的に新しいフォントを開発することを目的としている。 ~ ~