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論文/キルンワークにおけるガラスの・・ のバックアップ差分(No.3)


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#author("2022-03-03T14:59:39+09:00;2021-05-18T21:59:07+09:00","default:inoue.ko","inoue.ko")
*キルンワークにおけるガラスの熔解表現&br;に関する実験研究
***- ガラスと磁器の作品制作における熔着実験
***ガラスと磁器の作品制作における熔着実験
***加藤 千佳
Experimental study on melting expression of glass in kiln work
- Glass wearing experiment to create works of glass and porcelain
''An experimental study on the expression of melting glass in kiln works''
Glass wearing experiment to create works of glass and porcelain
KATO Chika
(受付:2020/12/25 採用:2021/05/16)
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***要約
 本論文は、熔着という技法に着眼点を置き、ガラスと磁器の熔着において貫入、剥離が最も少ない条件を明確することを目的とした。実験方法は磁器との熔着を行うために、50mm × 50mm 厚さ7mm の磁器板の上に、板ガラス40mm × 15mm 厚み6mm、カレット8g の2 種類のガラスを乗せ、窯で焼成を行った後、貫入確認と剥離確認の結果を比較する。実験項目は、磁器板の凹凸、釉薬の有無、上絵の具の有無、上絵の具の鉛の割合を比較するために12 項目、焼成温度は4 段階に設定した。確認方法として、石川県工業試験所九谷焼技術センターで行われている形式を用いた。実験結果から、今回の目的である貫入、剥離が全く見られない条件は導き出すことができなかった。しかし、貫入と剥離を緩和できる条件は確認できた。釉薬と有鉛上絵の具を使うことで、目的である貫入が全く入らない条件はできないが、それに近い表現が可能であるという結果が得られた。
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