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論文/広告解釈における・・ の変更点


#author("2017-06-13T19:37:18+09:00","default:sdafst","sdafst")
*広告解釈における群行動誘発の可能性
***ブラウン裕子、佐藤 優
Possibility of Triggering Swarm Behavior in Advertising Communications
BROWN Yuko & SATO Masaru
受理 2014/07/24、採用決定 2015/02/27【建築・環境デザイン】
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***要約
 本研究では、商品やキャラクターなどの群行動を誘発させる広告解釈の可能性を探るために、感情や色、動きなどの視覚要素の関連を明確にする調査を行った。
 高度に発達した情報化社会である現在、流行などの群行動現象は多様化、多発化の傾向にある。群行動現象は対象が複雑であるため総合的に有効な理論は不足しており、感情や色・動きなどの視覚要素との組織的な関連性は未だ明確にされていない。そこで、主に近年に流行・普及した複数の群行動現象を取り上げ、記憶をよみがえらせる手がかりとして群行動現象の写真を提示し、それらについて想起される感情、色、動きについて被験者に回答させた。その結果、「おもしろい」、「新しい」、「子供のころの記憶を思い出す」と知名度との間に有意な相関性が見られ、「悲しい」という感情との間に負の相関性が見られた。また動きを感じる場合のほうが、感じない場合よりも「おもしろい」や「新しい」という感情を与えることが明らかになった。これらの結果は群行動現象を起こさせるような企画や広告を検討する際の一つの指針になる。

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