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報告/草花のX線画像アート制作とホスピタルアートへの展開 の変更点


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*草花のX線画像アート制作とホスピタルアートへの展開
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*草花のX線画像アート制作と&br;ホスピタルアートへの展開
***ー 放射線専門家による社会貢献活動の報告
***長又 新 , 関根 紀夫, 森 浩一
Creation of Soft X-ray Images of Flowers and Deployment for Hospital Art
ー A Report on a Social Contribution Activity by Radiology Professionals
NAGAMATA Shin, SEKINE Norio, MORI Koichi
(受付:2025.04.07,  採用:2025.07.02)
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***要約
本稿では、著者らが草花のX線画像を制作し、ホスピタルアートとして病院へ寄贈を行ったまでの取り組みを報告する。撮影には、皮膚疾患の表在治療用装置SOFTEX A–402を用いた。草花には、カラー、バラ、カンパニュラ、向日葵を選択した。X線アートの制作では、花弁、花托、茎、葉の厚さと硬さの差が小さいカラーやカンパニュラなどの草花を選定し、種類を統一することが、コントラストのバランスの取れた画像を得るうえで適切と考えた。本活動では、草花の中から、カンパニュラのみ撮影した画像を明光学園高等学校の美術コースに提供し、病院空間を意識した穏やかな印象となるよう着彩を依頼した。最終的に完成した作品の中から1点を選び、日の出町すぎ病院に寄贈した。作品が病院の雰囲気と調和するよう、額縁は木目調で色はベージュとした。また、消毒しやすいよう、作品は平面の絵として凹凸の少ない額縁を選んだ。本活動は、放射線学の専門性を活かした社会貢献のモデルケースとして、ホスピタルアートの新たな展開を示すものである。
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