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屋外広告物の広告効果を向上させる
表示方法に関する研究

中牟田麻弥、佐藤優

A study on display method for improving advertising effects of outdoor advertising
Maya Nakamuta, Masaru Sato
(受付:2018/8/9、採用:2018/9/24)【ビジュアルデザイン】

要約       

 本論文は、「屋外広告物の広告効果に着目したデザイン要素に関する研究」*1 の継続研究である。屋外広告物の景観阻害が問題として、全国の自治体で規制強化やデザイン誘導が進んでいる。屋外広告物の景観と調和する色彩や大きさ、表示の文字量などの視覚効果については先行研究が多く、規制や誘導に反映され、良好な景観形成に寄与している。一方、規制強化にもかかわらず、規制対象外の広告物の氾濫やデザイン低下など別の課題もある。また、派手に目立とうとする屋外広告物が後を絶たない。景観を主体とした屋外広告物のコントロールに限界があり、また広告主の屋外広告物に対する理解不足に原因があると考えた。そこで、受け手の評価( 受容効果) に着目し、広告効果が高いデザイン要素を明らかにすることで、広告主の自主的改善につながるのではないかと考えたことが本研究の視点である。
 本研究において前研究では、屋外広告物を見る人の評価を調査し、見る人が期待する屋外広告物のデザイン要素を明らかにした。見る人は、「上品で面白い=interesting」や「親しみやすく、陽気で暖かく面白い=fun」などのイメージを持つ屋外広告物を期待することがわかった。今回は、広告効果の指標として、見る人の興味を引き購買や利用につながる要素である「好感度」と、その広告の内容がわかりやすいか、広告が見つけやすいかといった「理解度」を分析し、屋外広告物の広告効果が高い表示要素と低い表示要素を抽出した。屋外広告物の広告効果が低い表示要素を高い表示要素とすることで広告効果が向上するかを検証した結果から、屋外広告物の広告効果を向上させる表示方法を明らかにした。



Last-modified: 2018-09-24 (月) 13:45:49 (78d)