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論文/障がいのある人の・・ の変更点


#author("2017-07-08T22:49:09+09:00","default:sdafst","sdafst")
*障がいのある人の創作活動の&br;指標作成に関する研究
***− 文献調査による項目表の案出と整理
***村谷つかさ、平井康之 
Study on Criteria for Artistic Activities by People with Disabilities
− Development of Criteria Lists by Literature Survey
MURAYA Tsukasa, HIRAI Yasuyuki
受理:2017/4/19,採用決定:2017/7/7【ユニバーサルデザイン】
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***要約
近年、障がいのある人の創作活動は発展的に展開され、既存の福祉や美術の評価軸でとらえきれない価値に対し新たな評価軸が必要とされている。本研究は、障がいのある人の創作活動の価値を議論する上で、論点を共有するための指標作成を目的とした。本論では創作過程に着目し、第一段階として、日本で活動を牽引する5 名の専門家の文献調査を行い、価値判断の論点を、項目として整理した項目表を案出した。項目の生成にあたり、論点を網羅的にとらえるため、文献から各専門家の論点を洗い出し列挙した。項目表は、論じる視点の違いから「障がいのある人についての項目表」(大項目12、項目15)、「支援者が持つ意識についての項目表」(大項目15、項目22)に弁別できた。このように、新たな価値を議論する際、異なる専門領域や立場の人が論点を共有するための指標を、2 つの項目表として案出した。項目表の活用により、創作過程に関する着目点や意見の差異を整理し、互いに理解した上で、建設的に議論を行うことが可能になると期待できる。

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