第92回芸術工学会理事会議事録
日 時 :2023年6月2日(金)18:00〜20:00
会 場 :長岡造形大学 円形講義室、オンライン(Zoom)
理事総数 :22名
出席理事 18名:(会長)大井 尚行、(副会長)井上 貢一、(副会長)藤本英子、青木 史郎、有田 行男、安齋 利典、礒村 克郎、伊原 久裕、岡本 知久、小川 博、小林 敬一、酒井 聡、相良 二朗、佐野 浩三、白石 学、水野みか子、森野晶人、薮内 公美
欠席理事 4名:加藤 公敬、田邉匡生、中林 鉄太郎、平井 康之
出席監事 1名:森山 明子
欠席監事 1名:齊木崇人
資料
- 資料1:第91回芸術工学会理事会議事録
- 資料2:会員動向
- 資料3:2022年度事業報告
- 資料4:2022年度決算報告
- 資料5:2022年度監査報告
- 資料6:2023年度事業計画
- 資料7:2023年度予算案
- 資料8:⼀般社団法⼈芸術⼯学会第15期理事・監事候補者
- 資料9:定款の変更
議事次第
議長:大井 尚行
議事録署名人:(会長)大井尚行、酒井聡、小林敬一、(監事)森山明子
記録者:学会事務局外部委託先・小野寺(合同会社FLAT)
1. 第91回理事会議事録の確認 [資料1]
伊原事務局長より第91回理事会議事録については、理事会メーリングリストにて確認修正後、議事録署名人の確認を終え、学会のWebサイトへアップロード済みである旨報告された。
2. 新入会希望者、退会希望者の報告/確認(事務局)[資料2]
伊原事務局長より、以下の通り現状の報告が行われた。
- 退会希望:個人会員15名、学生会員14名
- 会費未納等による退会:個人会員1名
- 会費納入による復帰:個人会員1名
- 新入会者:個人会員3名、学生会員4名
- 会員種別変更:個人会員2名
- 新規休会希望:個人会員1名
- 現況:正会員数228名、総会員数243名(個人会員228名、名誉会員10名、学生会員5名、法人会員0件、休会2名)
3. 2022年度事業報告
伊原事務局長より、以下の通り報告が行われた。
3-1. 2022年度春期大会[資料3]
大会テーマ「医療福祉が求めるアート ヘルスケアアートの展望」
日時:2022年 6月11日(土)13:30〜
会場:名古屋市立大学北千種キャンパス及びオンライン開催(Zoom)
大会実行委員長:水野みか子理事
詳細については学会誌第86号にて報告済
3-2. 2022年度秋期大会[資料3]
大会テーマ「手触りとデザイン 〜リアルの価値の再考〜」
日時:2022年11月17日(土)10:00〜19:00
会場:千葉大学墨田サテライトキャンパス及びオンライン開催(Zoom)
大会実行委員長:小野健太会員
発表者数:口頭発表26件、ポスター発表5件、ライトニングトーク7件
発表、ライトニングトーク、特別講演、エクスカーションに加え、30周年記念賞及び第5回論文賞授賞式、記念講演を実施。
詳細については学会誌第86号にて報告済。
3-3. 学会誌の発行[資料3]
第85号:秋期大会号 2022年11月発行
第86号:2022年度研究活動記録 2023年3月発行
3-4. 委員会報告[資料3]
- 3-4-1. 研究委員会
- 2022年度投稿件数15件(うち論文10件、報告3件、論説1件を採用決定し、学会誌86号に掲載)
- 投稿フォームの改訂並びにガイドラインを作成。
- Google Classroomを活用したオンライン査読システムの導入を検討。
- 大会発表等に関する課題の抽出及び検討。
- 3-4-2. 企画委員会
- 2022年度春期大会の開催、記録を実施。
- 2022年度秋期大会(研究発表大会)の企画、運営及び記録を実施。
- 学会誌85号の編集、発行。
- 2022年度芸術工学会奨励賞22件の授与と、受賞作品のWebサイトへの掲載。
- 研究発表大会の業務定型化及び一部業務の外部委託案の作成。
- 3-4-3. 総務委員会
- 第9回定時代議員(社員)総会開催:2022年6月11日(名古屋市立大学北千種キャンパス及びオンライン)
- 理事会開催:
① 第89回理事会:2022年6月3日(九州大学大橋キャンパス及びオンライン)
② 第90回理事会:2022年11月18日(千葉大学墨田サテライトキャンパス及びオンライン)
③ 第91回理事会:2023年3月24日(九州大学大橋キャンパス及びオンライン)
④ 第92回理事会:2023年6月2日(長岡造形大学及びオンライン)
- 2022年度代議員選挙の実施。(2023年1月23日〜2月9日)
- 2023年度理事改選案の作成。
- 学会ウェブページ及びメーリングリストの運用。
- 事務局と協力して会員管理及び会員サービスを実施。
- 3-4-4.特設委員会
- 2022年度の活動は特になし。
- 2023年度は一度休止し、活動テーマの検討を行う。
- 3-5. 2022年度収支報告[資料4]
- 年度収入計 ¥3,192,724-
- 年度支出計 ¥2,969,141-
- 収支差額 ¥223,583-
- 次年度繰越金 ¥5,424,644-
- 収入の部において、入会・年会費支払件数及び論文投稿件数、秋期大会発表件数が当初の想定よりも少なかったため、予算額に比べ決算額が▲857,276円となった。
- また、支出の部においては、支出については、理事会のオンライン化、特設委員会の休止などがあって経費が圧縮され、収支はほぼ均衡した。
- 3-6. 2022年度会計監査報告[資料5]
齊木崇人監事、森山明子監事により2023年5月11日に行われた会計監査について報告が行われた。
会員数の減少について指摘があり、大学ごとの会員数の目標設定や、学会のアピール方法等について検討を行うべきとの助言がなされた。
以上の報告について、議長が議場に質疑を求めたところ、満場一致で承認された。
4. 2023年度事業計画[資料6]
伊原事務局長より、以下の通り報告が行われた。
4-1. 2023年度春期大会
大会テーマ:「デザインとエンジニアリングの多様な関係」
開催日:2023年6月3日(土)
会場:長岡造形大学及びオンライン開催(zoom)
大会実行委員長: 真壁 友会員
総会、シンポジウムを会場参加およびオンライン(zoom)にて実施
4-2. 2023年度秋期大会
大会テーマ:未定
開催日:2023年11月11日(土)(理事会は2023年11月10日(金)開催)(予定)
開催校:崇城大学
大会実行委員長:森野晶人理事
発表、特別講演等を対面にて実施予定。
4-3. 学会誌の発行
- 第87号:秋期大会号、2023年10月下旬予定
- 第88号:2023年度研究活動記録号、2024年3月予定
4-4. 各委員会事業計画
- 4-4-1. 研究委員会
- 「芸術工学会誌」への論文投稿の受付、審査。
- 大会発表梗概の査読審査。
- 4-4-2. 企画委員会
- 2023年度秋期大会,2024年度春期大会、2024年度秋期大会の企画。
- 芸術工学会奨励賞の運営。
- 4-4-3. 総務委員会
- 代議員(社員)総会開催:2023年6月3日
- 理事会開催: 2023年6月3日、2023年11月、2024年3月末
- 学会運営システムの見直し。
- 学会Webページ及びメーリングリストの運営。
- 事務局と協力して会員管理及び会員サービスの実施。
- 2024年度(2024年,2025年)代議員選挙の実施。
- 4-4-4.特設委員会
- 2023年度以降の新たな企画を検討。
- 芸術工学会将来構想委員会(仮称)の設置。
- 4-5. 2023年度予算計画 [資料7]
- 年度収入合計:¥3,750,020-
- 年度支出合計:¥3,765,240-
- 収支差額:▲¥15,220-
- 支出の部において、昨今の理事会はオンラインの活用が増えていることから、理事会活動補助費を50,000円と削減したほか、特設委員会Ⅰ・IIの活動費と選挙管理委員会費を追加するなど、経費の見直しを行なった。
- 以上の報告について、議長が議場に質疑を求めたところ、満場一致で承認された。
5. 各委員会報告
5-1. 企画委員会
有田企画委員長より、以下の通り2023年度活動計画の報告が行われた。
2023 年度 研究発表大会 開催に向けての準備日程(案)
- 7月3日:研究発表大会開催告知@学会サイト
- 8月1日:発表受付開始(口頭発表・ポスター発表)
- 9月1日:梗概受付開始
- 9月15日:梗概提出締切 〜査読&原稿修正(3週間)〜
- 10月6日:梗概原稿 FIX →学会誌編集へ引渡し
- 10月23日:学会誌入稿
- 10月30日:学会誌発送
- 11月11日:研究発表大会(芸術工学会秋期大会)
5-2. 研究委員会
小林研究委員長より、以下の通り2023年度活動計画の報告が行われた。
- 「芸術工学会誌」への論文投稿の受付、審査。
- 大会発表梗概の査読審査。
- 小林研究委員長より、2023年度の研究委員会では、論文審査の効率化を推進するほか、審査作業を分担するためのノウハウ共有及び人材育成、更に学会における研究活動テーマの掘り起こしを担ってはどうかとの提案がなされた。
大井会長より、特に査読については委員会の垣根を越えて対応できるようにすべきとの指摘があり、研究委員会を中心として、学会所属会員の専門等、査読依頼に有用な情報の整理などを進めいくこととなった。
5-3. 総務委員会
酒井総務委員長より、以下の通り2023年度活動計画の報告が行われた。
- 代議員選挙の外部委託検討や、Webページ運営の分担化等、学会運営システムの見直し。
- 業務のスムーズな引き継ぎのための、段階的な理事の交代計画の検討。
- 以上の報告について、議長が議場に質疑を求めたところ、満場一致で承認された。
6. 2023年度春期大会について
藪内理事より、2023年6月3日開催の2023年度春期大会について、事前参加者申し込み数は現地、オンラインが同程度であるとの報告があった。
7. 2023年度秋期大会について
森野秋期大会実行委員長より、以下の通り報告が行われた。
- 日時:2023年11月11日(土)12:00~19:00
- 開催形態:オンサイトおよびオンラインでのハイブリッド実施
- 開催場所:崇城大学 池田キャンパス(オンサイト会場)
- 大会テーマ:「地域デザインのスケール感(仮)」
- プログラム
- 11月10日(金)理事会開催(時間未定)
- 11月11日(土)大会当日
(1)研究発表
(2)基調講演「竹あかりの世界 -KUMAMOTOから世界へ-」
登壇者:三城賢士 氏(株式会社ちかけんプロダクツ)
(3)シンポジウム「地域デザインのスケール感」
登壇者(予定):稲田憲太郎 氏(肥後象嵌士)、鶴嶋俊彦 氏(前熊本城調査研究センター)、三城賢士 氏(株式会社ちかけんプロダクツ)、増井太樹 氏(草原クリエイター/公益財団法人 阿蘇グリーンストック)
コーディネーター:田中尚人 氏(熊本大学准教授/土木・景観デザイン)
(4)エクスカーション(予定):熊本城、ダイヤモンドブルーイング、肥後象嵌体験など
(エクスカーションは、11日午前中または12日午前中の実施を検討。)
8. 2024年度春期大会について
有田企画委員長より、過去の大会実施状況から、以下の大学を候補として含めてはどうかとの提案がなされ、新理事らにより検討を行うこととなった。
東海大学、東北芸術工科大学、多摩美術大学、静岡文化芸術大学、京都市立芸術大学
井上副会長より、2024年度にデザイン関連学会シンポジウムの主催学会となることから、春期大会はデザイン関連学会シンポジウムと併せて企画してはどうかとの提案がなされた。
9. 理事、監事の候補者案について [資料8]
伊原事務局長より、第16期理事候補者21名(うち新規就任者6名)、監事候補者2名が報告された。
大井会長より、候補者は会長、副会長、各委員長で検討を行い、伊原事務局長の業務引き継ぎを考慮して九州大学所属者を増やすなどの調整を行なった旨が説明された。
以上の報告について、議長が議場に質疑を求めたところ、満場一致で承認された。
10. 定款の変更について [資料9]
伊原事務局長より、以下の通り報告が行われた。
法⼈法第95条3項において、監事の理事会議事録への記名押印が定められている。しかしながら、現⾏の定款第51条にはその旨の記載がないことから、監事の記名押印について明記する必要がある。定款の変更となるため、定時代議員総会にて審議を行う。
なお、井上副会長、森山監事より、業務効率化のために電子署名を導入してはどうかとの提案がなされ、総務委員会を中心として各種サービスの導入検討を進めていくこととなった。
11. その他
小林研究委員長より、特設委員会、Ⅰ・Ⅱどちらも同等に予算を振り分け、精力的に活動してほしいとの意見が述べられた。また、会員数増加のためにも、今後は学会誌以外での学会活動の対外的な情報発信・公開にも力を入れて取り組むべきとの指摘がなされた。
藤本理事より、特設委員会における企画の募集及び実施について、理事会で検討するだけでなく、各大会のライトニングトークやそのテーマをきっかけとして、特設委員会に発展させてはどうかとの提案がなされた。
青木理事より、元々芸術工学会は学術的なサロンとして違いを刺激しあえる場を目指していたことから、この当初の思想やあり方を今後どのように継承していくか、新理事会ではぜひ議論してほしいとの意見がなされた。
以上の議事を終え、20:00議長が理事会を閉会した。
議事の要領及び結果を明確にするため、議長および議事録署名人は次に署名又は記名押印する。
2023年6月2日
議長 一般社団法人芸術工学会 代表理事 大井 尚行 ㊞
署名人 一般社団法人芸術工学会 理事 小林 敬一 ㊞
一般社団法人芸術工学会 理事 酒井 聡 ㊞
一般社団法人芸術工学会 監事 森山 明子 ㊞