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議事録/理事会No.100 の履歴(No.1)


第100回芸術工学会理事会議事録


日時:2026年3月16日(月)18:00〜20:50
場所:オンライン会議(Zoom)
理事総数:22名
出席理事15名:小林 敬一(会長)、有田行男(副会長)、小川博(副会長)、安齋 利典、井上 貢一、曽和 具之、田村 良一、土屋 潤、藤 紀里子、永嶋 さゆり、中林 鉄太郎、馬頭 亮太、増田 譲、宮地 良治、山畑 信博
欠席理事7名:岡本 知久、金子晋也、鶴野 玲治、長野 真紀、松宮 圭太、見明 暢、水野 みか子
欠席監事2名:酒井聡、白石学

資料
資料1:第99回理事会議事録
資料2:会員動向
資料3:2025年度代議員選挙結果
資料4:会長委員長会議の開催報告
資料5:ニューズレター委員会設置準備の経緯
資料6:規程類の整理について
資料7:研究委員会報告
資料8:照会対応報告
資料9:批判的デザイン研究会2025報告書
資料10:ニューズレター特別委員会設置要領案
資料11:ニューズレター委員(名簿)
資料12:ネット公開ガイドライン案
資料13:学会誌投稿規程改正案
資料14:AI利用ガイドライン案
資料15:秋期大会2026
資料16:デザイン関連学会シンポジウムについて
資料17:Webサイトのリニューアルについて
資料18:源泉所得税の取り扱いについて

議事次第

議長:小林敬一
議事録署名人:藤 紀里子、土屋 潤
記録者:学会事務局外部委託先・小野寺(合同会社FLAT)

1. 第99回理事会の確認[資料1]

田村事務局長より、第99回理事会議事録については、理事会メーリングリストにて確認修正後、議事録署名人の確認を終え、学会のWebサイトへアップロード済み、学会誌92号へ掲載済みである旨報告された。

2. 新入会希望者、退会希望者の報告/確認(事務局)[資料2]

田村事務局長より、以下の通り現状の報告が行われた。
・退会希望:個人会員2名、学生会員2名
・会費未納等による退会処理:0名
・会費納入による復帰:0名
・新入会:個人会員4名、学生会員1名
現況:正会員数245名、総会員数285名(個人会員245名、名誉会員15名、学生会員25名、法人会員0件、休会1名)

3. 2025年度代議員選挙結果[資料3]

土屋選挙管理委員長より以下の通り報告がなされた。
・選挙者:理事および海外在住者を除く2024年度年会費納入済の正会員187名
・被選挙者:選挙管理委員会及び海外在住者を除く2024年度年会費納入済の正会員206名
・投票方法:学会Webサイト上にフォームを設け、選挙人に個別にログイン ID とパスワードを通知、10名を選出する方法で実施。
・選挙期間:自 2026年2月13日 至 2026年2月26日
・投票者数:76名
・投票率:760票(40.64%)
・選出方法:会員の10%を下回らない数で、得票数5票までの36名を選出
・就任の可否の確認:2026年3月9日現在、承諾者35名で確定

4.会長並びに委員会報告

4-1.会長活動報告
小林会長より、以下の通り報告が行われた。
4-1-1.会長委員長会議の開催報告[資料4]
学会の改革方針として述べた「コアへの凝集とオープン化」を進めるにあたり、内部の意思疎通を活発にする必要があるとし、オンライン環境(Zoom等)を活用して、会長・委員長会議を頻繁に開催したことが報告された。今年度の会議開催実績(第1回〜第6回および臨時会議)が示され、今後も定期的な会議開催を模索しつつ、学会運営の議論を継続していく方針が示された。
4-1-2.ニューズレター編集委員会・準備会の開催報告[資料5]
会員相互のコミュニケーションと情報発信の一つの場としてニューズレターを発信するための準備を進めていることが説明された。公募で集まったメンバーで準備会を3回(2025年9月〜2026年3月)開催し、運用ルール等の検討を行ったことが報告された。この準備会の議論を踏まえ、正式に「ニューズレター特別委員会」を発足させるため、その設置要領を審議案件として諮る旨が説明された。
4-1-3.芸術工学会の規程類の整理について[資料6]
ウェブサイトのリニューアルを進める中で、学会のルールの名称が煩雑であるとともに、階層性が不明確であることが判明したため、整理を行うこととした旨が報告された。
全体を、基本規範、組織運営のための制度規程、事業運営のための制度規程、方針ならびに基準の明確化に関するもの、その他参考資料の5つに分類したうえで、4つの階層性に従って①定款とそれに付随するもの(名称はまちまちのまま)、②規程(主として枠組を定めるもの)、③要領(主として手続きを定めるもの)、④ガイドライン(方針や基準を明確化するもの)と名称を整理する方針が示された(別表)。
上記の方針に基づいて規程類の名称変更および整理を進めることが了承された。

4-2.研究委員会報告 [資料7]
小林会長より、以下の通り代理で報告が行われた。
4-2-1.論文審査状況
・2025年4月以降受付論文 12件
・うち不採用 1件、取下げ1件、採用 4件、審査中 6件
・ 2025年度の採択論文として、論文 6件、論説 1件、報告 1件を学会誌92号へ掲載。
また2025年度より試行的にメタレビュアー制度を導入した。メタレビュアーが査読者2名を選定して審査の取りまとめを行ったことにより、審査プロセスの改善がなされたことが報告された。
4-2-2.第6回論文賞の検討
2026年度末を目処とし、論文賞の選考について検討を開始した。学会誌83〜93号に掲載された論文・論説・報告約40件を対象とする予定である。
4-2-3.掲載論文等に対する照会とその対応について[資料8]
本学会の掲載論文1件について、論文投稿メールアドレス宛に匿名による内容照会が寄せられた件について報告された。的確かつ迅速な対応が必要であると考え、研究委員会内にワーキンググループを組織して対応したことが報告された。すなわち、2月27日のメール受信後、翌28日にワーキンググループを組織し、3月12日に回答案を決定した。今後の対応として、質問者に対してはワーキンググループを設置して対応している旨を伝えると同時に、執筆者に対して事実確認を依頼し、概ね1ヶ月程度を目安に回答を求めることとした。また、質問者に対して不当な不利益が生じないよう、匿名のままでの議論を許容するなど、倫理規定(COPEの指針等)に則った対応をとっているとの方針が説明された。
4-2-4.プレプリントサーバー(Jxiv)の利用について
論文の採用決定から学会誌刊行までのタイムラグを解消するため、一定の条件下で国立研究開発法人科学技術振興機構(JST)が運営するプレプリントサーバー(Jxiv)への掲載を認める改正案が説明され、賛成多数で承認された。
プレプリントサーバー(Jxiv)利用の3条件は以下の通り;
(1)採択決定日を記し、本学会において採択決定された原稿であることを示すこと。
(2)本学会誌(当該年度末の3月)に掲載予定である旨を明示すること。
(3)本学会誌への掲載および公開を妨げる契約を第三者と締結しないこと。
プレプリントサーバー(Jxiv)の利用解禁に伴い、投稿規定についても改正案が提示された。
一方で、投稿前あるいは審査中にプレプリントサーバーや機関リポジトリ等で既に公開されている原稿は、匿名審査を阻害する恐れがあるため論文等としては受け付けないとの方針が説明された。なお、プレプリントサーバーの利用については「学術論文等のインターネット公開ガイドライン」の改正で対応し、採用前の利用の規制については論文・論説・報告の「学会誌投稿規程」の改正で対応するとの説明があった。
これらについて議長が議場に諮ったところ、賛成多数で承認された。

4-3.特設委員会(批判的デザイン学研究会)[資料9]
参考人として招かれた伊藤潤代表者から以下の通り報告が行われた;
研究会としてはDiscordでのコミュニティ運営を行ってきたが、2026年2月21日には、シンポジウム「デザインプロセスはアブダクションか」を東京電機大学およびオンラインのハイブリッドで開催し、会場9名、オンライン43名の参加があった。この内容は今後、それぞれに論文等の形での発表が検討されている。予算については、前年度の超過分を差し引き、講師の交通費や会場設営補助の謝金として執行し、源泉徴収は事務局が代行した。
小林会長より、特設委員会制度は廃止となるが、今後は学会主催のシンポジウム等として連携を模索していく方針が示され、了承された。

4-4.企画委員会
4-4-1.奨励賞の選定・授与状況について
宮地理事より、27件に奨励賞を授与し、賞状を送付した旨が報告された。
4-4-2.春期大会等の検討状況について
中林委員長より、春期大会及び秋期大会の詳細な内容や、ポスターセッションのあり方については、小林会長を交えた意見交換等を実施してきたものの、現状では委員会としての詳細な検討や資料作成に至っていない旨が報告された。本件については、引き続き企画委員会にて検討を進め、後日改めて報告することとなった。

4-5.総務委員会
報告なし

5.審議案件

5-1.ニューズレター特別委員会設置要領について [資料10]
小林会長より、当要領の原案(第1条〜第12条)が説明された。編集方針には公平性の担保や著作権遵守など編集上のルールも規定されており、賛成多数で承認された。

5-2.2026年度ニューズレター特別委員会委員の承認について [資料11]
小林会長より、公募および準備会を経て承諾のあった、小林会長、礒村会員、宮地理事、伊藤会員、越後会員、松井会員の6名を委員とすることが提案され、賛成多数で承認された。

5-3.学術論文等のインターネット公開ガイドラインの改正について [資料12]
小林会長より、論文採用決定から学会誌刊行までのタイムラグを解消するため、採用決定後であること等一定の条件下でプレプリントサーバー(Jxiv)での公開を認めるものとして、表記の改正案が説明され、賛成多数で承認された。

5-4.学会誌投稿規程(論文・論説・報告)の改正について [資料13]
小林会長より、規程類の整理方針に則った名称変更と、大会発表梗概の扱いの分離、投稿前のプレプリントサーバー等による公開の禁止、AI利用や統計処理に関するガイドライン等へのリンクの明示といった改正内容が説明された。
審議の中で、「印刷物として未公開」との表現から「印刷物として」という文言を削除する修正が提案・合意され、修正の上で賛成多数で承認された。

5-5.学術論文等の執筆に際してのAI利用に関するガイドラインの制定について[資料14]
小林会長より、AI出力の無批判な受け入れの禁止、研究手段や構成補助としてのAI利用方法、AIを著者としないこと等を定めた新たなガイドライン案が説明された。
これに対し、井上理事より既存の倫理規定との関係について質問があったが、本ガイドラインは論文等執筆上のテクニカルな指針であるとの説明がなされ、賛成多数で承認された。

6.2026年度活動計画案

6-1.2026年度秋期大会計画 [資料15]
長野委員の代理で、小林会長より以下の通り説明が行われ、松村学長を実行委員長とした。

6-2.2026年度デザイン関連シンポジウム [資料16]
井上理事より、以下の通り説明が行われた。

6-3.春期大会および会長講演について
中林企画委員長より、当初案にあった6月第2週は他学会と日程が重複するため回避することが確認され、日程の確定を急ぐ必要があることが共有された。
また、小林会長より、当初表明した会長講話案が先送りになっており、大会に合わせて「芸術工学を考える」をテーマとしたものにしてはとの提案があった。1時間程度の講演と1.5時間程度の若手とのディスカッションを併せたプログラムとし、春期大会の一環(都内会場などを想定)として、6月末から8月初旬頃までの間で実施したいとの希望が示された。
これに対し、春期大会の具体的な日程や開催場所、および会長講演の組み込み方等については、引き続き企画委員会にて検討・調整を行うこととなった。

6-4.その他
6-4-1.Webサイトリニューアルの取り組みについて [資料17]
井上理事より、Webサイトリニューアル等に向けたワーキンググループでの検討状況について報告があった。

6-4-2.事務局体制の強化について
田村事務局長より、以下の通り提案が行われた。
今期(第17期)の運用上の措置として、藤理事を会計担当、土屋理事を選挙関係担当に位置づけ、事務局を支援する体制とすることが提案された。これに伴い、各理事は現在の所属委員会の業務からは実質的に外れ、事務局業務に専念する形とする。尚、次回の役員改選時までは現在の登記内容とすることとし、本提案は賛成多数で承認された。
有田副会長より、業務の属人化を回避するためにも、組織として適任者をアサインし引き継ぎ可能な体制を構築する必要性が指摘された。

6-4-3.代議員総会の予定ならびに選出規則について
春期大会とは別に、6月中に代議員総会および理事会を同日開催する。日程については、他学会との重複を避けつつ調整し、後日決定する。
また、メール通知等の現在の運用実態に合わせるため、次回6月の理事会・総会に向けて、土屋理事・田村事務局長が中心となり代議員選出規則の改正案を作成・提出することが確認された。

6-4-4.会計等の取り扱いについて[資料18]
藤理事より、以下の報告が行われた。

7.その他

本日承認された各種規程、要領、ガイドライン等については、各種修正が完了次第、順次学会Webサイトに公開することが確認された。

以上

以上の議事を終え、20:50に議長が理事会を閉会した。議事の概要及び結果を明確にするため、議長および議事録署名人は次に署名又は記名押印する。

2026年3月16日

議長
    一般社団法人芸術工学会 代表理事 小林 敬一

署名人
    一般社団法人芸術工学会 監事 酒井 聡
    一般社団法人芸術工学会 監事 白石 学
    一般社団法人芸術工学会 理事 土屋 潤
    一般社団法人芸術工学会 理事 藤 紀里子