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議事録/理事会No.98 の変更点


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*第98回芸術工学会理事会議事録
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日時:2025年6月7日(土)10:00〜12:00
会場:オンライン(Zoom)
理事総数:21名
出席理事 16名:(会長)大井 尚行、(副会長)井上 貢一、(副会長)森野 晶人、有田行男、安齋 利典、伊原 久裕、小川 博、酒井 聡、田村 良一、長野 真紀、水野 みか子、薮内 公美、山畑 信博、礒村 克郎、加藤 公敬、白石 学
欠席理事 3名:岡本 知久、金子 晋也、曽和 具之、田邉 匡生、鶴野 玲治
出席監事2名:小林 敬一、中林 鉄太郎
オブザーバー:藤 紀里子(九州大学)、増田 譲(長岡造形大学)
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***資料
-資料1:第97回芸術工学会理事会議事録
-資料2:会員の動向
-資料3:2023年度決算報告書
-資料4:2024年度決算報告書
-資料5:第12期決算報告書
-資料6:会計監査報告
-資料7:2025年度予算(案)
-資料8:企画委員会活動報告
-資料9:第17期理事・監事候補者
-資料10:Cumulus退会メール
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**議事次第
議長:大井 尚行
議事録署名人:田村 良一、伊原 久裕
記録者:学会事務局外部委託先・小野寺(合同会社FLAT)
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***1. 第97回理事会議事録の確認[資料1]
田村事務局長より、第97回芸術工学会理事会議事録については、理事会メーリングリストにて確認修正後、議事録署名人の確認を終え、学会のWebサイトへアップロード済みである旨報告された。
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***2. 新入会希望者、退会希望者の報告/確認(事務局)[資料2]
田村事務局長より、以下の通り現状の報告が行われた。
・退会希望:個人会員11名、学生会員8名
・会費未納等による退会処理:0名
・会費納入による復帰:1名
・新入会:個人会員12名、学生会員0名
現況:正会員数244名、総会員数264名(個人会員244名、名誉会員12名、学生会員8名、法人会員0件、休会2名)
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***3.会計報告
''3-1. 2023年度決算修正報告[資料3]''
藤会計担当より、以下の通り報告が行われた。
研究委員会経費において、査読料の未計上分20,000円が判明した。うち17,480円は2023年度に、残り2,520円は2024年度にそれぞれ精算されている。これに伴い、2023年度の研究委員会経費を17,480円増額し、同額を繰越金から減額する修正を行った。なお、本修正については、2025年度監査において監事の了承を得ている。

''3-2. 2024年度決算報告[資料4, 5]''
藤会計担当より、以下の通り報告が行われた。
年度収入計 ¥3,563,847-
年度支出計 ¥3,211,930-
収支差額 ¥351,917-
次年度繰越金 ¥6,483,502-
先の2023年度決算修正に伴い、第97回理事会での2024年度決算報告から、本報告では2023年度からの繰越金が6,131,585円に修正された。
年会費収入については複数の未納者がいるため予算を下回っており、また論文投稿数も想定より少なかったことから、当該年度は赤字決算となっている。
なお、特設委員会Ⅱの経費については、2024年度において2,000円の過少計上があったため、2025年度予算においては98,000円を経費として計上している。

''3-3. 会計監査報告[資料6]''
田村事務局長より、以下の通り報告が行われた。
2025年5月13日(火)10:30〜12:00にオンラインにて監査を実施した。
監事より、会員数は増加傾向にあるものの当期計画には達しなかったことから、引き続き学会としての魅力向上に努めるよう指摘があった。また、学生会員に会費未納者が多い点については改善が必要との意見が示された。
財務状況については、前年度に比べ当期純利益が約半分に減少しているが、経費および一般管理費の増加が背景にあり、やむを得ないとの見解が述べられた。
さらに、特設委員会Ⅱで購入された書籍の保管場所についての指摘があり、今後、資料等の購入に関する規定を整備すべきとの助言があった。

これに対し大井会長より、2023年度決算における年会費収入は「個人会員243件」と記載されている一方で、2024年度決算では「220件」となっており、会員数が減少しているように見受けられるが、その理由についての指摘があった。
これに対し藤会計担当より、2023年度の「243件」はあくまで振込件数であり、実際の会員数を示すものではないとの説明があった。前年度以前の未納分がまとめて振り込まれたことにより、振込件数が増加し、年会費収入が多くなったためであり、2024年度の「220件」との差異もこの事情によるものである。
また、大井会長より、特設委員会Ⅱについては継続が確定していない段階で、2025年度予算に関わる支出が生じているのはなぜかとの質問があった。
これに対し伊原理事より、通常であればこのような支出は生じないが、今回は年度末直前に継続申請があり、理事会においても承認されたため、例外的に赤字分を2025年度に繰り越して処理する対応をとったとの説明があった。

''3-4.2025年度予算案[資料7]''
田村事務局長より、以下の通り報告が行われた。
年度収入計 ¥3,800,020-
年度支出計 ¥3,713,696-
収支差額 ¥86,324-
事務局運営費については、会計事務補助費として100,000円を追加計上した。
また、クムルス年会費については、2024年度末に退会手続きが完了したため、当該年度の支出には計上していない。

これに対し、大井会長より、前年度繰越金額に誤りがあったことが指摘された。
また、特設委員会Ⅰ「芸術工学を考える」については、2024年度までは会長および副会長を中心に実施してきたものの、次期の計画がまだ相談されていないため、今後、新会長および副会長と協議したいとの意見が述べられた。
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***4.各運営委員会報告
''4-1.企画委員会[資料8]''
有田企画委員長より、以下の通り報告が行われた。

4-1-1.2025年度春期大会
・日程:2025年6月14日(土),15日(日)
・開催校:富山大学(企画委員会)
・大会テーマ:「地域とデザインの文脈」
・実行委員長:有田行男理事(富山大学)
・参加予定人数:現地20名(講師および運営サポート含む)/オンライン18名
本企画をきっかけに2名の新規入会があった。規模は小さいものの、一定の効果があったと考えられるため、現地にてご意見を伺いたい。

4-1-2..2025年度秋期大会
・日程:2025年10月4日(土)予定
・開催校:九州産業大学(現地およびオンライン)
・大会テーマ:写真×社会
・発表大会準備:2025年度企画委員会(新体制)での実施。
九州地域での運営として、九州産業大学の井上貢一理事を中心に企画が進められている。
次回理事会は10月3日(金)夕方の開催を予定している。
尚、今後は地域ごとの運営体制を想定しており、次期企画委員長への引き継ぎを行いながら、円滑に仕組みを運用していく予定である。

4-1-3. 委員会実施実績
・2025年4月21日(月)18:00@オンライン
・2025年4月23日(水)10:30@オンライン

''4-2.研究委員会''
水野企画委員長より、以下の通り報告が行われた。
論文審査および審査方法の検討を進めている。
現在、7件の査読を実施中であり、2023年度中に投稿されたものが1件あるが、その他は概ね順調に進行している。
また、秋の大会における梗概査読については、井上理事と相談の上、新しい方法で実施する予定である。

''4-3.総務委員会''
山畑総務委員長より、以下の通り報告が行われた。
委員会としては特段の実施事項はなく、主に理事会準備を行った。
これに対し、井上理事より、学会Webサイトの管理やサーバー等の移行準備について、新規委員会にて次年度以降の運用方法を検討していきたいとの意見が述べられた。

''4-4. 特設委員会''
4-4-1. 特設委員会Ⅰ
大井会長からは、活動報告のまとめ方が定まっておらず、現状では十分に対応できていないため、議論の記録の残し方について井上理事および森野理事と検討していきたいとの考えが述べられた。
また、本理事会をもって会長の任期が終了するため、特設委員会Ⅰに関する引き継ぎや会長コメントの作成を進めたいとの意向が示された。
井上理事からは、特設委員会という形で予算を確保し継続するかどうかは要検討であるが、今後も最小限の負担で引き継ぎを行いながら、誰もが気軽に意見交換できる場として残していきたいとの意見があった。
現状、学会Webサイト右側の「学会の記録」をクリックすると特設委員会の記録ページにアクセスでき、開催概要や議論の概要をまとめているが、会の案内ページを新たに設置してもよいのではないかとの提案があった。
森野理事からは、サロン的な意見交換会は活発に行われることが望ましく、ぜひ継続してほしいとの意見が述べられた。

4-4-2. 特設委員会Ⅱ
伊原理事からは、特設委員会Ⅱについて、来年度以降も継続するか否かを新理事会にて検討いただきたいとの意見が述べられた。また、委員会担当の伊藤会員に作成いただいた報告を学会Webサイト等で公開したいとの提案があった。
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***5. 2025年度春期大会について
有田企画委員長より、以下の通り追加説明が行われた。
今回は2部構成で実施し、第一部は講演会、第二部はサロンとして1時間のオンライン配信を行う。
前半は「地域とデザインの関わり」をテーマとし、後半は「これからの学会のさまざまな姿」や「学会の将来像」をテーマにしている。
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***6. 2025年度秋期大会について
井上理事より、以下の通り追加説明が行われた。
日程:10月3日理事会/10月4日研究発表大会・シンポジウム
会場:九州産業大学
テーマ:写真と社会
SNSなどで写真が世の中に大量に出回っている。そして全ての人が写真を撮るという世の中になったことで、写真が社会に与える影響や、あるいは写真によってどんな人がどんな形で社会と関わっているのか。
形式:発表は基本的にオンサイト。参加はオンサイト+オンライン。
大会参加費:1,000円

井上理事より、連名者1名につき1,000円の参加費徴収の必要性について質問があった。
これに対し、有田理事より、連名者にも学会誌を送付する必要があるため、費用徴収は避けられないとの説明があり、連名者が学会誌を希望する場合のみ費用を徴収する方法も検討すべきとの意見が述べられた。
管理担当の小野寺(FLAT)より、現状は連名者分の費用を筆頭著者がまとめて支払い、学会誌も筆頭著者に一括送付していることから、連名者分を別途徴収・送付するとかえって事務負担が増すため、現行の方法で問題ないとの回答があった。
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***7. 大会発表梗概の査読方法について
井上理事より、以下の通り説明が行われた。
企画委員会内で検討するとともに、研究委員会および過去に経験のある役員の意見を確認の上、提案を行っている。
秋期大会の発表梗概の投稿方法については、これまで企画委員会、研究委員会、過去の経験者と検討を重ねてきた。
従来はGoogle Classroomを利用していたが手順が煩雑であったため、今回は大会専用のGoogle DriveおよびGoogle Formを使用する方法を提案する。
手順を簡素化することで投稿のハードルを下げ、発表者の増加を図ることを目的としている。

小川理事より、投稿者と査読者が直接メールでやり取りを行う際のトラブル回避のため、問題発生時の連絡窓口を明確に定めるべきではないかとの意見があった。
これに対し、井上理事より、現状は大会委員長がその役割を担っているが、今後さらに周知に努めるとの回答があった。
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***8. 2026年度春期大会について(候補決め)
有田理事より、現時点では未定であるため、次期役員で検討したいとの説明が行われた。
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***9. 総会議案 確認
田村事務局長より、以下の通り説明が行われた。
第12回定時代議員総会開催日時:6月7日(土)13:00〜
代議員および会員には議案資料を配信済みであり、代議員29名のうち、18名から返答があった。
理事の選任については、事務局長が候補者名を1名ずつ読み上げ、否認する場合は挙手によって意思表示を行う。
継続理事の委員会割り振りは既に完了しており、新任理事の委員会割り振りは臨時理事会内で本人の意向を確認しながら行う。
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***10.その他
''10-1. 第17期理事候補について[資料9]''
田村事務局長より、23名中8名が新任であるため、新理事会での顔合わせを行い次第、新任者の担当を決定する予定であるとの説明が行われた。

''10-2. Cumulus退会について[資料10]''
田村事務局長より、Cumulusは2024年度末をもって正式に退会が認められた旨が報告された。
これに対し、大井会長より、Cumulus本部の運営方針の都合で手続きに時間を要したことが説明され、また複数の大学が引き続きクムルスに参加しているため、必要に応じて今後も情報共有や提供は可能であるとの見解が述べられた。

''10-3. デザイン関連学会2025年度シンポジウムについて''
小林監事より、以下の通り報告が行われた。
担当学会:道具学会
テーマ:人間と道具のあいだ
開催日:2025年10月18日
会場:東京近郊を予定(ハイブリッドの割合は未定)
当該案件について、理事を招集し、ミーティングを2回開催した。また、会員にも広く問題意識を共有し参加意識を高めるために、アンケートを実施したほか、自薦によるパネリストの募集を行なっている。今後もミーティングを実施し、パネリストの検討を行いたい。尚、関連学会の詳しい開催内容は、今後検討されるものと見られる。

以上の議事を終え、12:00に議長が理事会を閉会した。議事の要領及び結果を明確にするため、議長および議事録署名人は次に署名又は記名押印する。

2025年6月7日
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議長
   一般社団法人芸術工学会 代表理事 大井 尚行

署名人
   一般社団法人芸術工学会 監事 小林 敬一
   一般社団法人芸術工学会 監事 中林 鉄太郎
   一般社団法人芸術工学会 理事 田村 良一
   一般社団法人芸術工学会 理事 伊原 久裕
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