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conference/2021/0605 のバックアップ(No.3)


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大会テーマ

芸術工学の求心力とは何か

芸術工学会の設立の趣旨に書かれている目的の1つ目は「芸術工学についての共通認識を碓立し、その体系化・構造化を図る」ことです。そして芸術工学とはどのような学問か、ということについては芸術工学会、大会シンポジウムにおいても繰り返し議論されてきました。昨年秋の大会ではポストコロナも視野にいれながら芸術工学会における研究分野の整理が試みられました。2017年には学会の25周年の節目にデザインの方法という側面から、改めて芸術工学とは何かが議論されました。2015年には様々な名前の下に実践的創造的活動が幅広く行われるようになった今日、芸術工学の独自性が薄れ、求心力が低下してきているのではないかとの認識の下での芸術工学の今日的意義と課題が検討されています。

 しかし、他の学問分野との相対的な関係についてはあまり検討されてこなかったように思われます。芸術工学の概念はそもそも九州芸術工科大学という新しい大学の設置に伴う議論の中から生まれたものであり、その後も学問分野というよりも大学の教育組織名称として使われてきたという経緯がある。また芸術工学の誕生から50年以上を経過して、芸術工学部や関連学科が広まる中で、対外的なニーズや関係からの組織変更事例もあるし、その際には外部の目に批判的にさらされることから非常に濃密な検討・議論や説明がなされてきたはずです。このような中で、各大学はどのように芸術工学をとらえ、発展させたのか。ここには芸術工学という求心力を求めたそれぞれ独自の発展があるのではないでしょうか。

 2021年春期大会では、芸術工学発祥の地とも言える九州大学大橋キャンパスが主体となる大会にあたり、現在の芸術工学の求心力について考えたいと思います。

芸術工学会 2021 春期大会実行委員会



開催概要

主なプログラム(予定)

午前の部

午後の部

参加方法

主催・後援