第96回芸術工学会理事会議事録
日時:2024年10月4日(金)16:00〜18:50
会場:実践女子大学 香雪記念館 2階 会議室、オンライン(Zoom)
理事総数:21名
出席理事 14名:(会長)大井 尚行、(副会長)森野 晶人、有田 行男、安齋 利典、伊原 久裕、岡本 知久、小川 博、加藤 公敬、曽和 具之、田村 良一、長野 真紀、水野みか子、薮内 公美、山畑 信博
欠席理事 7名:(副会長)井上 貢一、礒村 克郎、金子 晋也、酒井 聡、白石 学、田邉匡生、鶴野 玲治
出席監事 2名:小林 敬一、中林 鉄太郎
資料
・資料1:第95回理事会議事録、第11回総会議事録
・資料2:会員動向
・資料3:企画委員会活動報告
・資料4:2024年度秋期大会について
・資料5:研究委員会2024年度中間報告
・資料6:2025年度特設委員会企画募集案
・資料7:2024年度芸術工学会名誉会員証書
・資料8:今後の大会運営について・2025年度春期大会企画案
・資料9:大会開催校検討
議事次第
議長:大井 尚行
議事録署名人:伊原 久裕、田村 良一
記録者:学会事務局外部委託先・小野寺(合同会社FLAT)
1. 第95回理事会及び第11回総会議事録の確認[資料1]
伊原事務局長より、第95回芸術工学会理事会及び第11回総会議事録については、理事会メーリングリストにて確認修正後、議事録署名人の確認を終え、学会のWebサイトへアップロード済み、学会誌89号へ掲載済みである旨報告された。
2. 新入会希望者、退会希望者の報告/確認(事務局)[資料2]
伊原事務局長より以下の通り現状の報告が行われた。
退会希望:なし
会費未納等による退会処理:なし
会費納入による復帰:なし
新入会:個人会員14名、学生会員7名
会員種別変更:個人会員2名
新規休会希望:なし
現況:正会員数238名、総会員数267名(個人会員238名、名誉会員12名、学生会員17名、法人会員0件、休会3名)
3. 2024年度秋期大会について
安齋 利典大会実行委員長より以下の通り説明が行われた。
・大会テーマ「 デザイン職能とジェンダーギャップ」
・開催日:2024年10月4日(金)〜6日(日)
・開催場所:実践女子大学日野キャンパス及びオンライン開催(Zoom)
・大会実行委員長:安齋 利典理事(実戦女子大学)
・シンポジウム「 デザイン職能とジェンダーギャップ」
(登壇者:吉良 智子氏/日本女子大学家政学部被服学科学術研究員・実践女子大学非常勤講師、福本 佐登美氏/株式会社アイディーネット、大川 知子氏/実践女子大学生活科学部生活環境学科教授・下田歌子記念女性総合研究所兼務研究員)
・大会参加:66名(うち口頭発表33件、ポスター発表5件)
・懇親会参加:30名、シンポジウム登壇者、スタッフ12名
・エクスカーション参加:7名
・研究発表、ポスター発表、シンポジウム、懇親会、エクスカーションを実施する。(エクスカーションのみ10月6日(日)実施)
4.委員会報告
4-1. 企画委員会 [資料3,4]
有田行男企画委員長より以下の通り報告が行われた。
4-1-1. 2024年度秋期大会企画・運営及び研究発表大会準備・運営
・大会テーマ「 デザイン職能とジェンダーギャップ」
・開催日:2024年10月4日(金)〜6日(日)
・大会実行委員長:安齋 利典理事(実戦女子大学)
・企画担当:有田 行男理事(富山大学)
・梗概担当:藪内 公美理事(長岡造形大学)
・査読:研究委員会
・発表件数:口頭発表33件(2023年度27件)、ポスター発表5件(2023年度4件)
4-1-2.学会誌89号発行
・編纂・編集担当:金子 晋也理事(札幌市立大学)
・発行日:2024年10月1日
4-1-3.企画委員会実施実績
2024年7〜9月にオンラインにて3回実施した。
今後の大会運営、2025年度春期大会について検討を実施した。
4-2.研究委員会
水野みか子研究委員長より以下の通り報告が行われた。
4-2-1. 2024年度秋期大会発表梗概査読実施
・ 審査件数:口頭発表33件、ポスター発表5件
・ 査読期間:2024年8月13日〜9月4日
・ 前年度同様、Google Classroomを活用したオンライン査読を実施した。
・ Classroomの使用方法や提出方法に関する説明書を改訂した。
4-2-2. 学会誌の投稿・査読状況
・ 2024年4月以降、論文受付4件。うち1件不採択。10月1日時点で3件査読・再査読中。
・ 2023年度に投稿された原稿に関して、2024年10月1日時点で3件(論文2件、報告1件)を再査読中。
・Google Classroomを活用し、オンラインで査読の管理を行なっている。
安齋理事より、学生会員から投稿された論文において、担当教官の指導が見受けられないものがあるとの指摘があった。
これに対し、委員会では担当教官が把握できないため、必要に応じて指導ないし文章チェック等を受けるよう査読者から投稿者本人へ通知することが望ましいとした。
また水野委員長より、現状では再査読の回数が規定されていないとの指摘があった。
これに対し小林敬一監事より、原則として査読は2回とされており、それ以上は軽微な修正への対応との捉えであり、2回目の提出時(再査読実施時)に修正が不十分な場合は不採用とし、再度新規での投稿を求めても構わないとの指摘があった。運用は研究委員会に委ねられており、その方針も含めて研究委員会で検討することとなった。
4-3.総務委員会 [資料5]
山畑 信博理事より現在総務委員会業務の引き継ぎを行なっているとの報告が行われた。
4-4.特設委員会I (芸術工学の将来)
大井 尚行会長より以下の通り報告が行われた。
・2025年度に理事の交代があることから、その人員構成に合わせて内容を検討したい。
・2024年度秋期大会において、九州大学芸術工学研究院の教員の専門分野に関する発表を予定している。九州大学の現状に対する芸術工学会の位置付けを議論したい。
・新規理事候補者や各委員会のメンバーに声を掛けながら、2024年度の後期より活動を実施予定。
4-5.特設委員会II (批判的デザイン学)
伊原事務局長より以下の通り報告が行われた。
・2024年度秋期大会において、委員会のメンバーによる発表が予定されており、その際に関連の報告が行われる予定。
5. 2025年度の特設委員会の募集について
伊原事務局長より2025年度特設委員会(研究会)企画案の募集要項の提案が行われた。
これに対して小林監事より、各特設委員会の特色、学会(員)への貢献の仕方、目標とするアウトプットなど、学会として要求する枠組を明確にすべきであり、その上で具体的な活動内容を定めてほしいとの意見があった。
また大井会長より、募集要項において講演会の開催や大会での発表等の活動例を示してはどうかとの提案があった。
議論を踏まえ、2025年度も公募を実施し、具体的な募集要項については理事会内で引き続き検討を行うこととなった。
6. 名誉会員証の授与について
伊原事務局長より以下の通り報告が行われた。
・名誉会員証書を作成した。
・2024年度秋期大会のシンポジウム後に授与式を実施する。
7. 今後の大会について
有田企画委員長より以下の通り提案が行われた。
・企画委員会では、2021年度秋期大会より運営ノウハウの共有化と開催校との役割分掌を進め、これまでに秋期大会4回、春期大会3回を実施した。
・2025年度は理事の大規模な再編が行われるため、現在構築したスキームのみでは持続可能な運営が困難である。
7-1.秋期大会について
2025年度以降は、研究発表大会は企画委員会が運営し、秋期大会は下記のような地域ごとの大学グループによる運営とする。
グループ❶九州地域(九州大学・九州産業大学・崇城大学他)(2025年度開催予定)
グループ❷関⻄地域(神戶芸術工科大学・京都市立芸術大学他) (2028年度開催予定)
グループ❸中部地域(名古屋市立大学・静岡文化芸術大学・富山大学・金沢工業大学他) (2029年度開催予定)
グループ❹関東地域(武蔵野美術大学・多摩美術大学・芝浦工業大学・造形大学・実践女子大学他) (2027年度開催予定)
グループ❺北海道東北地域(東海大学・札幌市立大学・東北芸術工科大学・⻑岡造形大学他) (2026年度開催予定)
小林監事より、秋期大会のグループ別運営により、シンポジウムやエクスカーションの検討においても、ブロック内であれば、理事の所属大学を超えた開催都市・開催場所の設定や、見学エリアの設定も可能となり、魅力の向上に繋がるのではないかとの意見があった。
質疑を踏まえ秋期大会の運営方針は満場一致で承認された。
7-2.春期大会について
・企画大会を主旨とし、宿泊を伴ったサロン的な場としての役割を深める。
・シンポジウムに限らず、エクスカーションを主とした大会企画も許容することとする。
・2025年度の春期大会はモデルケースとして、企画委員会が実験的に企画し実施する。
・2026年度以降は、学会員に開催校として企画を募集する。
・2025年度春期大会(案)
コンセプト「香川県三豊市の荘内半島と、徳島県神山の地域づくり事例に学ぶ。」
ロケーション:①URASHIMA VILLAGE(香川県三豊市)、②神山まるごと高専(徳島県名西郡)
日程:5〜6月の2日間
募集定員:現地参加者20〜24名程度+一部オンライン配信
サロン(企業会員プレゼンステージ):1社
費用:25,000円程度(自宅〜集合場所及び解散場所までの往復路移動費は含まない。)
(総会は大会近隣の週での実施を想定。)
・参加者は全学会員に案内・募集を行う。(会員に向けては2024年度秋期大会において大枠の案内を実施し、その後は随時報告を行う。)
基本的な実施方針については満場一致で承認され、春期大会の位置付けや実施内容等は引き続き議論を行なっていくこととなった。
8. 2025年度秋期大会について
有田理事より開催地域の九州地域(九州大学、九州産業大学、崇城大学)の理事と検討を開始するとの報告が行われた。
9. その他
9-1. 大会委員会について
安齋理事より、秋期大会の運営補助を行う大会委員会を設置してはどうかとの提案がなされた。
これに対し大井会長より、基本的には開催地域内で運営を担当することとし、その他に開催校以外が担当可能な業務の洗い出しを行う必要があるとの意見があり、安齋理事が業務のリストを作成した上で、運営方法は企画委員会を中心に引き続き検討することとなった。
9-2.次期理事について
大井会長より、秋期大会の各開催地域の所属校を中心に、理事候補者への声がけを実施するようにとの意見があった。
9-3.次回理事会について
①第97回理事会候補日:3月中旬〜下旬(次期理事候補者のスケジュールも踏まえて決定)
②春期大会候補日:6月7日(土)、8日(日)または6月14日(土)、15日(日)
③第98回理事会・第12回総会候補日:監査日程、次期理事の決定、春期大会の日程等を考慮し調整。
以上の議事を終え、18:50 議長が理事会を閉会した。
議事の要領及び結果を明確にするため、議長、出席監事および議事録署名人は次に署名又は記名押印する。
2024年10月4日
議長
一般社団法人芸術工学会 代表理事 大井 尚行
署名人
一般社団法人芸術工学会 理事 伊原 久裕
一般社団法人芸術工学会 理事 田村 良一
一般社団法人芸術工学会 監事 小林 敬一
一般社団法人芸術工学会 監事 中林 鉄太郎