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論文/道教符籙における「秩序」の視覚的表現に関する研究

道教符籙における「秩序」の視覚的表現に関する研究

−『上清霊宝大法』を中心に

汪宣丞

A Study on the Visual Representation of “Order” in Taoist Talismans
− Focusing on the Shangqing Lingbao Dafa
(受付:2025.11.06 採用:2026.04.16)

要約

本研究は、『上清霊宝大法』に記載された道教符籙を研究対象とし、その中における「秩序」の視覚的表現を中心に展開する。道教符籙の「散形」およびそれに付随する呪語を、図像と注釈との相互参照によって検討し、「平衡の秩序」「層次の秩序」「反復の秩序」という三種の基本形態を論証した。「平衡の秩序」については、「非鏡像対称」という視覚的表現手法を通じて、陰陽や五行という道教の平衡観を表現することを明らかにした。「層次の秩序」は「平面」と「空間」の両側面から分析し、これらの視覚的表現方法が、道教における「天地人」観あるいは鬼神世界の階層的体系と関連していることを解明した。「反復の秩序」については、符籙の文字や符号の解釈を通じて、その「反復」の意味が符籙および法術の効果を強化する役割を担っていることを解明した。以上の分析を踏まえ、本研究は最終的に次の結論に至った。すなわち、道教符籙において、道教の宇宙観や生命観、さらに社会・政治的側面における「秩序」への思考を織り込み、その視覚的表現方法は『上清霊宝大法』に説かれる道教教義と同構的な関係を有している。



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Last-modified: 2026-04-20 (月) 10:21:03