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論文/病院内看護師の・・ の変更点


#author("2017-06-13T19:41:24+09:00","default:sdafst","sdafst")
*病院内看護師の業務環境における色彩イメージ調査
***鄭 菊振、佐藤 優
Research on the color-image for work-related space in hospitals
JEONG Gookjin / Graduate school of Design, Kyushu University SATO Masaru / Faculty of Design, Kyushu University
受理:2015/11/4、採用決定: 2015/12/16)【画像デザイン】
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***要約         
 本研究は、看護師の職業性ストレスを軽減できる色彩環境に関する研究1) の続報で、看護活動の基盤であるスタッフステーション空間における医療家具の色彩をコントロールすることによって、病院内スタッフステーションのイメージを意図的に変えることができるかについて実験調査し、改善の方法を提案する。
 調査1として、医療家具における色彩分布の実態について調査した。看護師の業務内容別に医療家具を分類し、医療家具5大メーカーが公開定量化した。
 調査2として、病院内スタッフステーションの「現状」と「理想」のイメージについて、言葉による調査を行った。明度と彩度に関する修飾尺度について導き出した。
 調査1 の結果として、家具の「基本色」は、N 系の高明度、Y、YR、R 系の高明度・低彩度の領域であり、「ポイント色」は、R、GY、PB 系の中・高明度、低・中彩度の領域に集中していることが確認できた。
 調査2 の結果として、スタッフステーションの「現状」は、「清潔な、明るい、動的な、固い、締まった、冷たい、緊張する、落ち着かない、疲れる新鮮な、落ち着きのある、圧迫感のない、疲れない」イメージを望んでいることが明らかになった。
 大手家具メーカーの医療家具による色の定量化は、病院の新築や移転で医療家具の転用と新規購入によって家具の色が混在する可能性についかない、疲れる、圧迫感のある、落ち着きのある、圧迫感のない、疲れない」の言葉が抽出できたことから、スタッフステーション空間を評価する際、「緊張感」、「落ち着き感」、「圧迫感」、「疲労感」を評価の尺度として有意であると考えられる。
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