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論文/デザイン教育を支援する・・ の変更点


#author("2017-06-13T19:17:32+09:00","default:sdafst","sdafst")
*デザイン教育を支援する&br;印象評価サポートツールの開発
***森崎巧一、大海悠太、高木亜有子、小楠竜也
Development of Support Tools for Impression Evaluation in Design Education
Norikazu Morisaki, Yuta Ogai, Ayuko Takagi,Tatsuya Ogusu
受理:2015/11/27、採用決定:2016/03/02【情報デザイン】
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***[要約]
近年、芸術やデザインなどを対象に、人の感性情報を定量的に調査し分析する研究が増えている。感性情報を探るための代表的な方法の一つに印象評価があるが、統計解析の知識と経験が少なからず要求されるため、初学者にとって必ずしも容易ではない。
 そこで本研究は、デザイン教育における印象評価への取り組みを容易にするため、これを支援する「印象評価サポートツール」の開発を行った。まず、一般に広く普及しているMicrosoft Excel のマクロ作成用言語(VBA)を用いて「印象評価サポートツール(Excel 版)」を制作した。本ツールは、ユーザの作業進行を助ける「ガイドツール」、アンケート作成作業を助ける「アンケートツール」、多変量解析による分析作業を助ける「分析ツール」によって構成される。次に、Excel VBA を利用できない人のために、サーバーサイドJava によって同様の機能をWeb 上で実現する「印象評価サポートツール(Web 版)」を制作した。ユーザは、以上のツールを用いることにより、作品の印象特徴の解析や作品同士の類似性の分析など、デザイン解析においてより本質的な課題の方に力を注ぐことが可能となる。
 本ツールは、3 名の教員により実際の教育現場の中で活用された。そしてデザイン教育において、印象評価の初学者でも本ツールが活用可能であることが確認され、作品に対する客観評価の指導においても有効性が認められた。
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