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論文/基礎デザインの実習課題・・ のバックアップの現在との差分(No.0)


#author("2017-06-13T19:33:36+09:00","default:sdafst","sdafst")
*基礎デザインの実習課題における講評会の教育効果
***木下武志、福田弓恵、松田 憲、小柏香穂理
Educational Effect by Criticism Meeting on Basic Design Practice
KINOSHITA Takeshi, FUKUDA Yumie, MATSUDA Ken & OGASHIWA Kahori
受理 2013/09/16、採用決定 2014/01/10【画像デザイン】
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***要約
 先行論文では、専門教育(主に建築・デザイン)を受ける前の段階の学習者に対して、基礎デザイン教育に含まれる造形要素の体験的理解や基礎理論に関する実習教育を受けることにより、次の意識変化の可能性が示唆された。1) アイデアスケッチを行うことにより、「造形力」から「想像力」への強い影響が見られた。2) 論理的な課題条件や制作上のルールを明確に設定した課題制作や講評会を受けることにより、「論理的思考への自覚」や「証拠の重視」が向上した。
 本研究では、先行論文の継続的な研究課題として実習教育に含まれる講評会に注目し、講評会自体が学習者に与える教育効果について検討を行った。具体的には、先行論文で対象とした実習科目「基礎デザイン実習Ⅰ」の授業プロセスの1つである講評会を対象とし、その教育効果について検討した。当該授業を受講する学生を対象として、当該授業で設定された講評会を含む授業と含まない授業を行った。そして、それぞれを受講した学習者へアンケート調査を行うことにより学習者への教育効果を調べた。その結果、授業に対する満足度が上昇する、授業に積極的に参加している等の感じ方や態度の傾向が示唆され、当該授業での講評会の有効性が明らかとなった。
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