第56回芸術工学会理事会議事録


日時: 2011年7月2日(土) 10:00〜12:00
出席:
第9期:佐藤優、齊木崇人、森山明子、小川博、岡村穣、
   出原立子、井上貢一、沖和宏、加藤公敬、黒田宏治、土田知也、
   星加民雄、相良二朗、栗原詩子(会計) (敬称略、順不同)
第10期:齊木崇人、佐藤優、森山明子、小川博、岡村穣、
   井上貢一、沖和宏、加藤公敬、黒田宏治、土田知也、星加民雄、
   相良二朗、東恵子、川北健雄、白石学、玉田俊郎、三木弘和、
   出原立子(監査) (敬称略、順不同)
記録者: 相良二朗
資料:
   第56-0 第55回理事会議事録(案)
   第56-1 退会者・入会者一覧
   第56-2 第10期役員候補者一覧
   第56-3-1 投稿規定改正検討資料
   第56-3-2 研究委員会報告
   第56-3-3 春期大会報告
   第56-4-1 H23.6.18版2010年度収支決算報告書
   第56-4-2 H23.6.29版2010年度収支決算報告書
   第56-4-3 2010年度支出明細
   第56-5-1 春期大会配布資料
   第56-5-2 秋期大会案内
   第56-6 2011年度予算案

特許庁からの説明

 議事に先立ち、長岡造形大学の森田先生が特許庁の代理として、知的財産保護に関する特許庁の取り組みと社団法人日本デザイン保護協会の「創作デザインの寄託制度」を紹介した。
 2010年に特許庁関連の集まりがあり、デザインに関する出願が少ない点と、学生作品のデザイン権利の保全に問題がある点が話題に上がった。2010年11月から3月にかけて大学に対して権利保全についての実態調査を実施した結果、きちんと保全に取り組んでいるデザイン系大学は3校程しかなかった。
 佐藤前会長から、DLOとTLOではDLOの方があいまいであること、九州大学には知財本部があるが、対企業活動であり、対学生活動には無関心であること、TLOとは分離すべきと思うというコメントがあった。
 デザインに産学連携があるという認識が特許庁には希薄であったが、対中国対策からデザイン界との連携が必要となった。理事会で検討し、継続的に知的財産保全活動を行うこととなった。

議事:

1)議長選出 
 慣例に従い副会長から小川先生が議長を務める。書記は事務局相良。

2)会長あいさつ
 佐藤前会長から、念願の新体制になり、5年半の間会長と事務局を引き受けてきた重荷を下ろすことができたことが述べられ、新体制への一致協力が提唱された。
 齊木新会長から、20周年を迎えるときに会長に就任し、創設当時のことを考えるとこの学会が社会に認められるように成長したことを喜ばしく思い、ますます発展させていきたいという決意が述べられた。

3)第55回議事録の承認
 全会一致で承認された。議事録は(案)を取り、第56号学会誌に掲載する。

4)退会者・新入会者の承認
 資料第56-1をもとに、事務局から3月26日開催の第55回理事会以降の退会者と新入会者の報告がなされ、退会者8名(個人5、学生3)と新入会者24名(個人16、学生7)が承認された。総会員数は334名になった。

6)2011年度(第10期)役員の選出
 資料第56-2をもとに事務局が説明を行った。任期満了に伴う退任者5名、役職変更者8名、特別留任者1名、新任者6名、欠員1名の異動が承認され、第10期役員体制が固まった。各理事の分掌については小川副会長が案を作成する。

7)2010年度事業報告
 ? 総務委員会
・査読の円滑化のためにPDFデータの添付を求めるよう執筆要領を改定する案が資料56-3-1をもとに小川総務委員長から説明された。
・紙焼きの送付を不要とし、PDFのみでの投稿はできないかという質問が出たが、現時点では文字化け等のリスクがあるため、印刷出力の郵送も必要とされた。
・また、投稿論文採択から学会誌掲載までの期間が長いため、WEB上でのPDF版の早期公開を検討しているが、研究委員会との調整が必要。
 ? 研究委員会 資料56-3-2
・学術論文等のインターネット公開指針
 学会誌発行部数が少ないことが論文投稿のネックになっているという意見に対応するため、インターネット上での公開を行う。公開時期については総務委員会との間で差異があるため、両委員会で調整を図る。公開時はPDFの質を下げ、学会誌との差別化を図る。公開はCiNetを利用する。
・投稿論文査読状況
 9件が進行中であり、内3件が次号に掲載予定である。
査読期間を3か月から45日程度に短縮してほしいという要望が出されたが、現在査読者に与えている査読期間は30日としているが、分野が多岐にわたるため、査読者の選定に苦慮していること、研究委員会MLで探しているが分野が違うことを理由に断られることも多く、この手続きに時間を要していること、理事は断らずに引き受けてほしいことが岡村研究委員長から回答および要望された。
・学会奨励賞
 7大学から15件の推薦があった。秋期大会会場にて展示公開する。
? 企画委員会
第55回理事会で齊木会長から提示された新しい組織構造として、以下の3つの特設委員会を設置し、理事だけでなく会員も参加する形で新しい取り組みを行う計画が報告された。
    特設委員会? 地域とデザイン史
    特設委員会? 震災と復興のデザイン力
    特設委員会? 創造都市ネットワーク
以上の事業報告は満場一致で承認された。

8)決算報告及び監査報告
 H23.3.18版2010年度収支決算報告書(資料56-4-1)、H23.6.29版2010年度収支決算報告書(資料56-4-2)および2010年度出納(資料56-4-3)をもとに、栗原会計担当から報告が行われた。6月18日に青木監査から監査を受けたが、翌19日に過払い金受理のための送金手数料が発生したため、これを加えた資料56-4-2を正式報告書としたい旨の提案があった。会計年度は4月1日から翌年3月31日までであるなら、4月1日以降は未払い金や未収金として2011年度出納とするべきではないかという質問が川北理事よりなされたが、今期は事務局移転が伴ったため、前事務局における出納は前事務局にて完了することでトラブルを回避したという説明がなされ、了承された。
なお、資料には「但し、6月19日に支払が発生したため再度監査を実施した」旨を注記すること、資料中「秋期大会(於神戸)」を「秋期大会(於浜松)」へ、同、(ウェブ管理費)を(レンタルサーバ費)へ修正することが求められ、了承された。
 以上の修正を行うことを条件に決算は承認された。

9)2011年度事業計画
?企画委員会
・春期大会:資料56-5-1配布資料をもとに相良春期大会実行委員長から概要の説明があり、森山名誉理事から春期大会開催地が変更になった経緯が説明された。
・秋期大会:出原第19回秋期大会実行委員長から資料56-5-2「秋期大会内」をもとに秋期大会の計画が紹介された。大会プログラムの時間割は調整中であること、企画セッションのスピーカは全て招待者であり、名古屋市は名古屋市立大学鈴木先生、神戸市はデザイン都市推進室の衣笠氏、金沢は月見小路プロジェクトを主宰された川崎寧史氏(金沢工業大学建築学部教授)であること、エキスカーションは白山白峰村の吉野工芸の里を計画している旨が報告された。
・特設委員会:相良理事より減災デザイン・プロジェクトについての経緯説明と、これを発展させた「減災デザイン・アイデア・コンペティション2011-2012」についての企画説明が行われ、特設委員会?の活動の中で実施することが承認された。齊木会長からは募集は海外へもアナウンスするよう提案があった。
特設委員会については、理事会終了後代表者を決め、広く会員に公募を行うことになった。
・20周年に向けて企画委員会にて計画を立案する。
?総務委員会
小川副会長から第10期理事会の役割分担を理事会後にメールにて提案する旨の報告があった。総務委員会としては、WEBの管理、規約の見直し、学会の運営について取り組む。
?研究委員会
論文のインターネット上での公開について総務委員会との調整を行い、実現に向けて取り組むことが提案された。
以上の事業計画案は満場一致で承認された。

10)2011年度予算案
相良事務局長より資料56-6を基に予算案の説明が行われた。学会誌紙質の変更やネット印刷の利用などにより経費の圧縮がなされ、会員もわずかではあるが増加しており、危機的状況からは脱却傾向にある。3月理事会への出席交通費の補助、特設委員会活動費などを計上し、繰越金を原資に収入以上の支出となる予算計画となっている。また、査読料については研究委員会にて一括に執行するようにしている。
2011年度予算案は満場一致で承認された。

11)閉会
次回第57回理事会は秋期大会前日の11月4日午後に金沢にて開催し、理事会終了後理事会懇親会を開催する。
議長が閉会を宣言した(12:00)。

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