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議事録/理事会No.52

第52回芸術工学会理事会議事録


日時: 2010年3月27日(土)14:30〜17:30
場所: 東京ミッドタウン・デザインハブ

出席(役職未記載は理事):佐藤優(会長)、齋木崇人(副会長)、森山明子(副会長)、

相良二朗、土田知也、岡村穣、藤村直美、山畑信博、小川博、出原立子、沖和宏、星加民雄、黒田宏治、小林敬一(監査)、渋谷邦男(顧問)、後藤元一(顧問)

・理事会開会に先立ち故鈴木成文先生の冥福を祈り出席者全員で黙祷を捧げた。

(議長選出、記録者選出)
・会則に基づき齋木副会長が議長となる。議長の指名により黒田が記録者となる。
(会長挨拶) <略>

?.報告事項

1.議事録確認
・配布の第51回理事会議事録について、目を通し、修正点あれば申し出ること。(齋木)
・来春に学会事務局が神戸に移ることを明記しておいてほしい。(佐藤)
・他に異議なく、上述加筆することとし、前回議事録については確認された。

2.新入会希望者、退会希望者
・現在会員数が340名で、新入会希望者が3名、退会希望者が23名、除籍・連絡不明者が8名である(配付資料参照)。(事務局/佐藤)
・連絡不明者については各大学にて確認願いたい。(齋木)

3.学会誌の発行/本年度発行分の50号、51号、52号に加え記念号の4冊について
(別冊記念号)(小林)
・別冊の記念号は800部制作した。学会本部に150部、各校には執筆協力者分+αを送付した。印刷費は当初50万円(消費税抜き、以下同)を見込んだが、最終的に56万円となった。6万円についてはカラー希望者より各5千円を徴収した。編集側のミスが1箇所あり、修正シールで対応することとし、その分で2万円かかった。発送費は送料・人件費で15万円かかった。見開きに同一キーワードで対としたのが功を奏したと思われる。
(50・51・52号)(相良)
・50号の沖縄大会記録号は前回理事会で報告済みである。51号は神戸大会梗概集で前回大会当日に配布、52号は神戸大会記録号で、100日ルールを遵守し2月に発行した。

4.秋期大会実施報告
・実施概要については学会誌52号をご覧下さい。アンケート結果から参加者の満足度は高かったと考えている。結果的に鈴木成文先生が最後に参加した大会となった。(相良)
*関連して以下のように話題が広げられた。
・鈴木先生の追悼文を理事の方々から募りたい。今度の春の大会号に追悼集として収録したい。各自400字以上とし、期限は5月半ばまで、事務局(宮本さん)に提出願いたい。齋木先生の弔辞前文も掲載したい。(佐藤)
・鈴木先生のところに芸術工学会創設の頃からの資料・データが揃っている。ご親族の了解も得て可能なら学会としてパッケージしておけたらとは考えている。また、学長日記が3年間、以降は文文日記が続いており、その中に芸術工学会の出来事はかなり記載されており、それだけでも学会の足取りの記録集になりうる。追悼号とは別に、20周年に併せて学会の歴史を共有できるまとめ作業があってもいい(芸術工学会が歴史になる)。(齋木)

5.各委員会報告
5-1.研究委員会(岡村)
・2009年度の芸術工学会奨励賞として16件が選考された。各大学とももう少し積極的に応募いただけたらと思う。
・査読の審査状況は、配付資料の通り。2007年に小林先生から引き継いで、2008年度にはやや不採用も目立ったが、2009年度は比較的スムーズに審査・掲載と進んでいるように思う。最新状況では、次号である53号掲載予定が2件、審査中が4件である。
・学会賞について、前回は38号掲載までを対象に3編を選定したが、今回はそれ以降で50号掲載までを対象に学会賞を選定する準備を進めている。最終的には理事会で決定されることとなる。上海大会もあるので留学生対象の特別賞のようなものも俎上にのるかもしれない。(→後ほどの審議の中で検討) 
5-2.企画委員会 (特になし)
5-3.総務委員会(小川)
・ホームページについて、一部リニューアルを行った。以前より理事会専用の非公開サイトを設けていたが、あらためてご活用いただきたい。
・昨日、総務委員会を開催した。審議に係る内容が多く、後ほど報告も兼ねて審議いただきたい。
6.その他
・鈴木成文先生の葬儀に際しお花を出したが、これを機に学会内規で慶弔の扱いのガイドラインを定め、会長判断で対応できるかたちとしたい。(佐藤)

?.審議事項

1.2010年度事業計画
1-1.春期大会(上海)
・33名が学会関係で参加の見込み。会員は国内各地より出発となるが、全体を通して団体扱いで手配中である。大会当日の午前中に総会開催の予定だが、並行して学生交流プログラム実施を考えている。予定は、1日目が上海森ビル見学、歴史的街並み視察等、2日目が殷先生(基調講演予定者)の案内で上海万博会場視察、3日目は総会、大会、懇親会、4日目は自由行動。(佐藤)(大会概要は別紙参照)
・殷先生の基調講演の他の講演等は現在検討中だが、日本側からは森ビル、電通関係などを予定。芸術工学会から1人発表者を出したいが、齋木先生でいかがか。テーマは神戸ブランド、景観デザインの事例など検討いただきたい。なお、アジア都市景観賞を創設しようという動きもある。いま中国で都市整備も重点が地方都市に移り、生活環境の快適化が重視されつつあることが背景にある。(佐藤)
・神戸市はユネスコからデザイン都市に指定されているが、そのあたりの話題を含めて上海での方向を組み立ててみたい。(齋木)
1-2.秋期大会(浜松)
・日程は本年11月13日(土)が研究発表大会、前後日程で理事会、エクスカーションなどを計画中である。(黒田)(企画案は別紙参照)
・口頭発表の時間設定だが、理事会討議から多くの発表が予想もされるので、発表10分+質疑5分とすることとしたい。(黒田)
・最近の大会で発表に対して質問が少ないように思う。学生指導の観点からも活発な質疑応答が期待される。(後藤)
・地域とデザインのテーマはしばしば取り上げられてきたが、地域ニーズの観点から大学教育を検証するようなことがあってもよい。デザイン教育も過去10年くらいの変化を見ることも興味深いと思う。(澁谷)
・地域で大学が具体的に何をできるかが課題だろう。起業や活躍の場づくりなど事例も出始めているので。例えば地域と大学とデザインを巡ってのテーマ研究発表を集めればディスカッションの活性化には有効に思える。(齋木)
・学会としての社会的提言などもできたらよいのではと感じている。(佐藤)
・地域関係は話題も豊かに思うので、大会で誰かが講演するという形式でなく、何人かの評論的な発表(論説)を主催校でまとめるようなやり方もあるかもしれない。(小林)
・作品展示も時間をとらないと発表・質疑が成り立ちづらいので配慮が必要である。(星加)
・以降の大会予定であるが、来年(2011年)の春期大会は武蔵野美術大学で、秋期大会は金沢を候補に検討を進めている。(佐藤)
1-3.学会誌の発行
・今年は春期大会号(記録号)が53号、秋季大会号が54号、その記録号が55号の予定である。確認願いたい。(小川)

2.芸術工学会運営について
2-1.研究委員会(芸術工学会賞)
・対象論文が41題(39〜50号)で、ジャンル別に整理して研究委員会で候補をあげてみた。理事会で続けて選考を進めたい。(岡村)
・理事会での討議を経て次の3名を論文賞として選定した。
  長野真紀「台湾原住民の集落移動と集住環境の空間構成に関する研究」(No.50掲載)
  張彦芳、色覚異常者のためのWebサイト色彩に関する一連の研究(No.40・41掲載)
  井上貢一、映像断片の継時的群化に関する一連の研究(No.41・43掲載)
2-2.企画委員会 特になし
2-3.総務委員会
?学会誌発行回数について、前回理事会にて経費面から回数減の課題があったが、印刷費節約努力(Web印刷では10数万円も)、学会員の投稿しやすさを考慮し、現行の年3回を維持することとしたい。(小川)
・理事会にて異議なし。学会誌発行は従来通り年3回を維持する。
?他学会の例も見て、査読料の他に掲載料(1〜2万円)の徴収も検討したいが。(小川)
・経費節減であれば、名古屋市立大学にて無償で発送業務のサポートも可能である。(岡村)
・理事会討議より、印刷費節減努力を行い、当面は掲載料導入を見送ることとする。
?論文投稿については、Web方式に変更したい。併せて学会HPにWordとInDesignのフォーマットを掲載したい。(小川)
・学会奨励賞についても同様に書式を学会HPにて周知願いたい。(岡村)
・理事会討議より、その方向とする。次回理事会に投稿規定を提案する。
?法人会員の増員に向けて法人年会費(現在5万円)の値下げが検討課題にあげられたが、総務委員会としては現行のままとしたい。(小川)
・理事会にて異議なし。法人年会費は現行通りとする。
?次回(上海)での理事会開始が午前8時半になる可能性があるが、問題はないか。(小川)
・理事会討議から総務部会一任とする。

3.その他
・次回理事会では、事務局設置場所の変更(神戸)について、会則変更の議題を出す予定である。また、内規になるが慶弔規定(訃報対応等)を諮る予定である。(小川)
・不確定ではあるが、中国の景観デザイン学会から上海大会を契機に協力協定を結ぶ可能性がある。協定締結について予め了承願いたい。(佐藤)
・次回総会での委任状対応については5月末を目途に各大学において協力願いたい。(小川)
・科研費のデザイン分野の継続に向けて、2011年度の申請提出増について各大学にても検討願いたい。2010年度の提出・採択例については情報収集し会員にも案内したい。(小川)
・現在、理事のメーリングリストはあるが会員のリストがないので、作成方策を検討したい。(小川)
・特別号について、修正シールを配布するので、各大学から必要数を申し出て欲しい。また、特別号の販売について、ご協力いただきたい。(小林)

・議長が閉会を宣言し、第52理事会が終了した。(17:30)




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Last-modified: 2020-04-10 (金) 10:59:29