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CRTディスプレイを用いた
色相環上の色どうしのグレア効果

木下武志、福田弓恵、三宅宏明

The Glare Effect of Colors on Hue Circle by the Use of CRT Display
KINOSHITA Takeshi, FUKUDA Yumie, & MIYAKE Hiroaki
(受理 2014/06/18、採用決定 2014/09/17)【画像デザイン】

要約

 隣接している2色の明度が近似して色相差が大きい場合に、強い対比効果が生じ、この視覚現象はグレア効果と呼ばれている。従来のグレア効果に関しての検討としては、マンセル表色系とPCCSの明度の近い心理補色どうしの色を対象とした報告がある。しかし、それら以外の色どうしを組み合わせた場合でのグレア効果ついての検討は行われていない。そこで本研究では、心理補色どうしの色を基本とした色相環上の色の差によるグレア効果の印象の差について検討を行った。刺激の呈示にはCRTディスプレイを用いた。PCCSを参考に色相環上の色をXYZ表色系に変換した色を刺激とした。PCCSの2:Rと14:BGを基準として、それらの心理補色に近い色相を9色ずつ選択した。実験参加者には、グレア効果の印象を受ける程度を5段階で評価させた。その結果、刺激としたすべての色の組み合わせでグレア効果の印象を受けていた。また、2:Rと組み合わせた場合では、ほとんどの色が色の差があっても心理補色どうしと同程度にグレア効果の印象を受けていた。しかし、14:BGと組み合わせた場合では、3:YRでグレア効果の印象の評価が最も高い等の傾向が示された。





Last-modified: 2017-06-13 (火) 17:45:20 (705d)