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イランの伝統的建築における光環境特性の一考察

Rozita Farzam & Fatemeh Moosavi

An Analysis of Lighting System in Traditional Architecture in Iran
Rozita Farzam & Fatemeh Moosavi
受理 2012/07/13、採用決定 2012/10/02【建築・環境デザイン】

要約

 イランの歴史的建築の空間特性を考えるうえで光は重要な役割を果たしている。イスラム世界においては、光は「神」の現前ととらえられており、建築と自然の関係をあらわす象徴として、すべての建築の空間形成のプロセスに組み込まれている。本稿では、光を導入する装置としての窓に注目して、「イスラム後」のモスク、住居、学校の空間を対象にして、光と空間の関係を考察した。まず、「イスラム以前」の建築での光の取り扱いを概観した後、「イスラム後」の1,500年の歴史の中での光の取り入れ方の変化を考察した。モスクにおいては、宗教的な意味での「精神性」が重視され、光の導入装置として3つの形式に分類されることを示した。これに対して、住居では、世俗的な意味での「快適性」が重視されることを示し、4つの窓の形式を示した。さらに、学校建築においては「機能性」が優先されることを、5つに分類された窓の形式を通して、考察した。



Last-modified: 2017-06-13 (火) 19:15:19 (581d)