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愛知芸術文化センターにおける
分野横断型舞台芸術の制作プロセス

清野 則正

Produce Process of Non Genre Performing Art in a Regional Theater, AAC
SEINO Norimasa
受理 2012/05/28、採用決定 2012/08/20【情報デザイン】

要約

 本稿では、多様化した舞台芸術、特に現代音楽シーンのなかでもコンピュータ音楽、サウンドを中心としたパフォーミング・アーツ等の分野横断型舞台芸術公演の制作プロセスを、地域文化施設のひとつの事例を図示し、記述する。
 分野横断型舞台芸術の制作プロセスを図示、記述するに際して、タイムスケールを企画立案から公演当日までの期間に設定した。また制作者は、公演実施に必要な7個のファクターを制作プロセス構築の基本概念の素材として組み合わせ、不足しているファクターを設置し、個別現場作業を進めることで公演を開催した。
 この制作プロセスは、複数のファクターが順をおって継時的つながり、各々のファクターから派生する個別現場作業によって構築されていた。論者は、これらのファクターや個別現場作業を整理、列挙し、分野横断型舞台芸術公演における制作プロセスを明らかにした。
 これを基に、分野横断型舞台芸術における制作者は、舞台公演において、社会的、技術的な実施可能性と出演者による舞台作品創造のバランスをとり、段階的に舞台作品の創作が進行するように制作プロセスを構築する。これは、分野横断型舞台芸術公演の制作プロセスの特徴として反映され、公演に応じた柔軟性と複雑さを有している。




Last-modified: 2017-06-13 (火) 19:59:22 (705d)